犬の歯周病を放置すると死ぬ原因にも繋がる?併発する病気等も解説!
この記事では
・歯周病が原因の病気
・歯周病の予防方法
・歯周病の治療方法
犬の歯周病とは
犬の歯周病とは、歯垢の中にある細菌が歯や歯の周囲に影響を与え、口臭、歯茎からの出血などを引き起こす病気です。
歯周病が進行すると、細菌が顎の骨にまで届き、下顎が骨折するケースもあります。
さらに進行すると、細菌が血液にまで届き、心臓病や腎臓病などを引き起こす場合もあるため注意が必要です。
犬の歯周病の症状
犬が歯周病になると、下記の症状が見られます。
・歯茎の腫れ
・歯茎からの出血
・歯茎の退縮
・歯が抜ける
・食欲低下
・よだれの増加
・くしゃみ
・鼻水
・目の下の腫れ
・マズルの腫れ
・下顎の骨折
犬の歯周病が原因で引き起る病気
僧帽弁閉鎖不全症
肝炎
歯周病を放置すると、肝炎になる可能性もあります。
肝炎とは、肝機能の低下がおこる一連の状態を指した名称です。
肝炎になると、食欲不振や嘔吐などの症状が現れ、最終的に肝硬変になってしまうことも。
肝硬変になると、消化管の炎症などにより死に至ります。
そのほかの病気
そのほかにも、歯周病は腎臓病や呼吸器疾患、癌などを引き起こす原因になるともされています。
いずれによせよ、歯周病は放置しておくと最悪の場合死に至るケースもある怖い病気のため、日頃から予防に務めなくてはいけません。
犬の歯周病の予防方法
一度破壊された歯周組織は、元の健康な状態に戻ることはありません。
歯周病を予防するためには、毎日のデンタルケアが必須です。
歯ブラシや歯磨きシートなどで、毎日愛犬の歯を磨いてあげましょう。
歯磨きが苦手な犬の場合、まずはデンタルトイから試す方法もあります。
犬の歯周病の治療方法
すでに進行してしまった歯周病は、歯石除去や外科的治療を行う必要があり、いずれにせよ全身麻酔が必要となります。
歯石によって歯周炎を起こしている段階なら、歯石や歯垢の除去を行うケースが多いようです。
症状が進行している場合は、歯肉をきれいにする歯周外科処置やポケット内に骨補填剤を詰める歯周再生処置などの外科的治療が行われる場合があります。
老犬の場合は、全身麻酔のリスクも高いため、獣医と相談して治療方針を決めましょう。
補足:ペット保険で犬の歯周病は補償される?
基本的にペット保険で歯周病は
<ペット保険会社別歯周病補償一覧表>
歯科疾患を補償の対象外としていないペット保険 | 歯科疾患を補償の対象外としているペット保険 |
アイペット損害保険会社 | アクサ損害保険株式会社 |
アニコム損害保険株式会社 | au損害保険株式会社 |
ペット&ファミリー損害保険株式会社 | SBIいきいき少額短期保険株式会社 |
イーペット少額短期保険株式会社 | SBIプリズム少額短期保険株式会社 |
イオン少額短期保険株式会社 | ペッツベスト少額短期保険株式会社 |
株式会社FPC エフ・ピー・シー | 日本ペット少額短期保険株式会社 |
つばき少額短期保険株式会社 | リトルファミリー少額短期保険株式会社 |
楽天損害保険株式会社 | |
ペットメディカルサポート株式会社 (PS保険) |
また実際の保険金支払いにおいては補償範囲等、状況によって各社対応が異なる場合もあります。
例えば日本ペット少短の場合、歯周病を含め、歯に関する処置は補償対象に含まれません。しかし歯肉炎等の歯に触れない治療であれば補償されます。
よくある質問
飼っている老犬の歯石がひどいです。最近目やにも出てくるようになりましたが、これは歯周病でしょうか、歯槽膿漏でしょうか。
犬の歯茎から血が止まりません。歯周病を疑ったほうが良いでしょうか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【死ぬ可能性もある犬の歯周病】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・歯周病が原因の病気
・歯周病の予防方法
・歯周病の治療方法