犬の体を触っているときにしこりのようなものを見つけると、腫瘍を疑ったり、がんだったらどうしよう、と不安になりますよね。
できる場所も頭皮や顔、胸、首の後ろなど広範囲にわたり、痛くないから大丈夫というわけでもありません。
また、首や背中、脇、顎の下など、体のさまざまな部位にできることがあります。
この記事では、犬のしこりの原因や考えられる病気、危険なしこりの特徴などをわかりやすく解説します。
さらに治療費の目安やペット保険の補償についても、ペット保険の専門アドバイザーの視点から紹介します。
注意したいしこりにはどんなものがあるのでしょうか?
犬のしこりは危険?まずチェックしたい症状

犬のしこりは、見た目や触った感触だけでは良性・悪性を判断することができません。
そのため、しこりを見つけた場合は一度動物病院で見てもらうと安心です。
特に、次のチェック項目に当てはまる場合は早めの受診をおすすめします。
- 短期間で急に大きくなった
- 硬くてしこりが動かない(皮膚や筋肉に固定されている感じがする)
- 出血やただれ(潰瘍)、膿が出るなどの症状がある
- 触ると痛がる
- 気にして舐める・噛む
- しこりの数が増えた
- 元気がない(食欲が落ちた、体重が減ったなど)
ここからは、「なぜこの症状が注意サインなのか」を首・背中・脇・顎の下など部位に関係なくわかりやすく解説します。
短期間で急に大きくなった
犬のしこりが短期間で大きくなる場合は注意が必要です。
一般的に、悪性腫瘍は細胞が増えるスピードが速く、数週間から数か月の間にしこりが大きくなることがあります。
最初は小さなしこりだったのに、触ってみると明らかに大きくなっている場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
首や背中、脇など、どの部位にできたしこりでも同じです。
硬くてしこりが動かない(皮膚や筋肉に固定されている感じがする)
しこりを触ったときに硬く、皮膚の下で動かない場合も注意が必要です。
良性の脂肪腫などは柔らかく、触ると皮膚の下で動くことが多いといわれています。
一方で、悪性腫瘍の場合は周囲の組織に広がるため、皮膚や筋肉に固定されて動かないことがあります。
首や背中、脇などで硬いしこりを感じたときは、自己判断せず動物病院で検査を受けることが大切です。
出血やただれ(潰瘍)、膿が出るなどの症状がある
しこりの表面がただれたり、出血したり、膿が出ている場合は注意が必要です。
腫瘍が大きくなると皮膚が破れて潰瘍ができ、そこから出血や膿が見られることがあります。
このような症状がある場合は、しこりが進行している可能性もあるため、できるだけ早く動物病院で診てもらいましょう。
触ると痛がる
しこりを触ったときに犬が嫌がったり、痛がる場合も注意が必要です。
炎症や感染が起きている可能性があり、原因の1つとして腫瘍が関係していることがあります。
普段は触られても平気なのに、特定の場所を触ると嫌がる場合は、体のどこかに異常があるサインかもしれません。
気にして舐める・噛む
同じ場所を何度も舐めたり噛んだりしている様子が見られる場合、その部分に違和感や痛みを感じている可能性があります。
しこりの場合、舐め続けると皮膚が傷つき、炎症や感染を起こして悪化することもあります。
首や脇、背中などをよく気にしている様子が見られる時は、しこりができていないか確認してみましょう。
しこりの数が増えた
最初は1つだけだったしこりが、時間がたつにつれて増えてくることがあります。
良性のしこりが複数できることもありますが、なにかしら体に変化が起きているサインですから注意しましょう。
違和感を感じたタイミングで、早めに動物病院に行くと安心です。
元気がない(食欲が落ちた、体重が減ったなど)
しこりがあるだけでなく、いつもと比べて元気がない、食欲が落ちている、体重が減ってきたなどの変化が見られる場合は注意が必要です。
見えないところで病気が進行しており、犬も苦しんでいるかもしれません。
早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。
しこりとは?しこりと腫瘍の違い
しこりとは、皮下もしくは皮下組織にできるできものや粉瘤などのかたまりのことです。
医学的には「腫瘤(しゅりゅう)」とも呼ばれます。
しこりはやわらかくてぷにぷにしたものもあれば、硬くてコリコリしたもの、皮膚の下で動くものや動かないもの、脱毛があるもの、痒みがあるものなどさまざまです。
しこりができる原因
しこりができる原因は主に3つ挙げられます。
- 傷ついた細胞の異常繁殖
- ウィルス感染
- 環境的要因
それぞれ見ていきましょう。
傷ついた細胞の異常繁殖
何らかの原因で細胞が傷つき、傷ついた細胞が異常繁殖を起こしてしこりとなったものが「腫瘍」です。
「腫瘍」には、大きく分けて次の2種類があります。
- 良性腫瘍:体に大きな悪影響を与えにくい腫瘍
- 悪性腫瘍(がん):からだの様々な組織や臓器に転移をしながら、体をむしばむ可能性がある腫瘍
これらは、見た目や触った感触だけでは良性か悪性かを判断することは難しく、自己判断せず動物病院で検査を受ける必要があります。
特に、悪性腫瘍は放置すると転移し最悪の場合死に至るため、早急に治療を始める必要があります。
また、多くの悪性腫瘍は進行とともに大きくなり破裂の危険もあるため早めの治療が大切なのです。
ウィルス感染
ウィルス感染でもしこりができます。
しこりの原因となるウィルスは、自然界に存在する身近なものです。
例えば、季節の変わり目や、エアコンによる乾燥などが原因で皮膚のバリア機能が低下している時にこのウィルスに感染すると、イボやしこりとなります。
加湿器を使用するなど、空気が乾燥しすぎないよう配慮することが大切です。
環境的要因
環境的要因には、
- 化学物質
- 大気汚染物質
- 食品添加物
- 放射線
- 紫外線
など様々な要因が挙げられます。
例えば空気中に舞う化学物質や大気汚染物質は、昔と比べて何倍にも増えたといわれています。
また、紫外線が犬の皮膚に与える影響も懸念されており、ダルメシアンなどの一部犬種は、日光による皮膚炎や目の病気の発症率が高いとされています。
その他、ドッグフードは食品添加物が使用されていないものを選ぶなど、日常的なケアががんを防ぐ一歩に繋がったりします。
犬のしこりの危険度は?部位ごとの特徴
しこりはできる場所によって原因が異なる場合があります。
ただし、良性か悪性の判断は「部位」だけではできません。
ここからは、犬の体でしこりが見つかりやすい部位と、考えられる原因を危険度と共に紹介します。
ただし、危険度はあくまで目安です。実際の診断は動物病院で受けて下さい。
首・首の後ろ
危険度:★★★☆☆
※危険度はあくまで目安です。原因によって危険性は異なるため、動物病院で正確な診察を受けましょう。
首の周辺にはリンパ節があり、リンパ節が腫れるとしこりのように触れることがあります。
リンパ節の腫れは感染症などが原因であることもありますが、リンパ腫などの病気が関係している場合もあるため注意が必要です。
リンパ腫については、この後の記事で簡単に説明しています。
背中
危険度:★★★★☆
※危険度はあくまで目安です。原因によって危険性は異なるため、動物病院で正確な診察を受けましょう。
背中は皮下脂肪があるため、脂肪腫ができやすい部位の一つです。
脂肪腫は良性腫瘍であることが多く、触ると柔らかく、皮膚の下で動くことがあるのが特長です。
ただし、見た目や触った感触だけで判断することはできないため、気になる場合は動物病院で診てもらいましょう。
脂肪腫については、この後の記事で簡単に説明しています。
脇
危険度:★★☆☆☆
※危険度はあくまで目安です。原因によって危険性は異なるため、動物病院で正確な診察を受けましょう。
脇の下にもリンパ節があり、炎症などで腫れることがあります。
リンパ節の腫れはしこりのように触れることがあり、悪性の場合もあるため動物病院で診てもらうと安心です。
リンパ系の腫瘍については、この後の記事で簡単に説明しています。
お腹
危険度:★★★★★
※危険度はあくまで目安です。原因によって危険性は異なるため、動物病院で正確な診察を受けましょう。
お腹の周辺では乳腺腫瘍が見つかることがあります。
犬の乳腺腫瘍は悪性であるケースが多く、注意が必要な病気です。
特に避妊手術をしていないメス犬の発症率は高いとされています。
顎の下
危険度:★★★☆☆
※危険度はあくまで目安です。原因によって危険性は異なるため、動物病院で正確な診察を受けましょう。
顎の下にもリンパ節があります。
感染症などによって腫れることがあり、それがしこりのようにみえることも。
丸いしこりのように触れる場合は、リンパ節の腫れの可能性もありますが、動物病院で診てもらうと安心です。
リンパ系の腫瘍については、この後の記事で簡単に説明しています。
犬のしこり・腫れている時に考えられる病気

犬の首にしこりや腫れがみられるときに考えられる病気として
- 脂肪腫
- 肥満細胞腫
- 悪性リンパ腫
- 乳腺腫瘍
- 表皮嚢胞
があげられます。
腫瘍の場合、死亡理由の上位に上がっている病気です。
シニア期や大型犬が特にかかりやすい傾向があり、悪性腫瘍の場合、治療費はかなりの高額になります。
ここからは、犬にしこりや腫れがある時に考えられる病気を一つずつ解説していきます。
脂肪腫
脂肪腫は、犬のしこりの中でも比較的よく見られる良性のしこりです。
皮膚の下に脂肪のかたまりができるもので、背中や脇、お腹、首などによく見られます。
触った感覚は柔らかく、皮膚の下で動くことが多いのが特徴です。
傾向としては、高齢犬によく見られます。
本人は痛みを感じていないことが多く、無症状のまま何年も時間をかけてゆっくりと大きくなります。
悪影響はほとんどないものの、腫瘍ができた場所によっては動きにくくなるなど、場合によっては手術で切除することがあります。
見た目や触った感触だけでは脂肪腫と判断することが難しいため、「もしかして」と思う節がある場合は、動物病院で検査を受けると安心です。
肥満細胞腫
脂肪腫とよく似た病名ですが、こちらは悪性のしこりです。
肥満細胞腫は、犬に比較的多くみられる皮膚の悪性腫瘍の一つです。
「肥満」とありますが犬の肥満とは関係なく、「肥満細胞」に関わる細胞が腫瘍化したものです。
背中や脇、太もも、首にできやすく、痛みや腫れが見られます。
パッと見ただけでは悪性と良性を見分けるのが難しく、虫刺されと勘違いされやすい見た目になります。。
また、肥満細胞腫は触ったり刺激したりすると大きくなることがあるため、しこりを見つけても舐めたり噛んだりされないように注意が必要です。
気になるしこりがある場合は、できるだけ早く動物病院でで調べてもらいましょう。
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫は悪性腫瘍です。
リンパ腫と呼ばれるものに良性はありません。
中でも悪性リンパ腫は、リンパ球という免疫細胞が増殖して腫瘍化する悪性腫瘍(がん)です。
犬には比較的多く見られる腫瘍の一つで、リンパ節が腫れることでしこりとして気づくことがあります。
犬の体にはいくつかのリンパ節があり、次のような場所で腫れが見られることがあります。
- 顎の下
- 首の付け根、肩や人の鎖骨あたり
- 脇の下、前足の付け根あたり
- 後ろ足の付け根(股関節)
- 膝の裏
通常、リンパ節はとても小さいため触ることは難しいですが、悪性リンパ腫になると大きく腫れて触れることがあります。
気になるしこりがある場合は、過度に触らず、早めに獣医師に相談しましょう。
乳腺腫瘍
乳腺腫瘍は、乳腺に腫瘍ができる、いわゆる「乳がん」のことです。
人間の乳がんは悪性腫瘍に分類されますが、犬の乳腺腫瘍は悪性50%、良性50%の確率で必ず悪性とは限らないという特徴があります。
性別でいうと、主にメス犬に見られます。
最初は乳首(乳腺)に小豆くらいの小さなしこりがあるなという程度ですが、時間と共に大きくなることがあります。
悪性の場合は肺に転移することが多く、早い呼吸や咳などの症状がで始めている場合は、早めに治療することが大切です。
なお、乳腺腫瘍は避妊手術によって発生リスクを下げることができるといわれています。
そのため、初回のヒートが始まる前に手術を終わらせておくと最も効果を得ることができます。
ヒートを迎えるごとに予防効果が弱くなってしまうので、出産予定がなければできるだけ早く避妊手術を予定すると安心ですよ。
乳腺腫瘍の治療費ついてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳細をご確認いただけます。
ぜひチェックして下さいね。

表皮嚢胞(ひょうひのうほう)
表皮嚢胞は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂がたまることでできるしこりです。
人間では「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれることもあります。
比較的よく見られるしこりで、良性であることが多いとされています。
皮膚の下に丸いしこりのように触れることがあり、大きくなると炎症を起こしたり、破れて膿が出ることもあります。
大きな問題にならないことが多いですが、炎症が起きて腫れたり痛みが出る場合は治療が必要です。
気になるしこりがある場合は、動物病院で診てもらうようにしましょう。
犬のしこりを見つけたときの対処法
気になるしこりを見つけた場合は、できるだけ早く動物病院で診察を受けましょう。
大きさや触った感触で判断することはとても難しく、触りすぎは逆に悪化させることもあります。
動物病院に行く際は、事前に次のような点を確認しておくと獣医師が状態を判断しやすくなりますよ。
- しこりに気付いたタイミング
- 大きさは変わっていないか
- 痛みやかゆみを訴えているか
- 数は増えていないか
犬のしこりの治療方法
犬のしこりの治療方法は、腫瘍の種類や進行状況、できた場所などによって異なりますが、主に次のような治療が行われます。
- 外科手術
- 化学療法(抗がん剤治療)
- 放射線治療
ここからは、それぞれの治療方法について簡単に説明します。
外科手術
外科手術は、名前の通り手術で取り除く治療方法です。
転移がない場合は、最も一般的に行われる治療とされています。
化学療法(抗がん剤治療)
化学療法は、抗がん剤を使って腫瘍の増殖を抑える治療です。
人間の場合もよく目にしますよね。
悪性腫瘍の場合や、手術が難しい場合などに行われることがあり、腫瘍の種類によっては、手術と併用して行うこともあります。
放射線治療
放射線治療は、放射線を照射して腫瘍細胞を攻撃する治療方法です。
手術が難しい場所にできた腫瘍や、大きくなった腫瘍の治療に使われます。
放射線治療は対応している動物病院が限られており、実施できる病院は少ない傾向にあります。
犬のしこり・腫瘍の治療費の目安
犬のしこりや腫瘍の治療費は、病気の種類や治療内容によって大きく異なります。
軽い治療で済む場合もあれば、悪性腫瘍の場合は検査や手術、抗がん剤治療など、最終的な治療費が高額になるケースもあります。
実際に、アニコム損害保険株式会社が毎年公開しているデータ「家庭どうぶつ白書2025」では、腫瘍の年間治療費について次のようなデータが公表されています。

他犬種に比べて発症しやすい疾患1位(ゴールデンレトリーバー)
血管肉腫:261,296円(年)
他犬種に比べて発症しやすい疾患4位(ゴールデンレトリーバー)
リンパ組織・造血組織の腫瘍:244,407円(年)

あくまでこれは平均治療費であり、小型犬でも100万円以上の治療費が必要になるケースは珍しくありません。
例えば、コーギーのかかりやすい病気の1位も腫瘍で、平均年間治療費は約25万円でした。

他犬種に比べて発症しやすい疾患1位(コーギー)
リンパ組織・造血組織の腫瘍:245,232円(年)
実際にペット保険のご相談に来られる飼い主様から、
「1年で80万円もかかった」
「手術だけで30万円かかった」
と聞くことも珍しくなくよく耳にします。
「元気だからうちの子は大丈夫」と慢心せず、小型犬も必ず備えておかなければなりません。
参考:アニコム損害保険株式会社「どうぶつ白書2025」第2章
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2_2_1.pdf
コラム~腫瘍はいつ発症しやすい病気?~
腫瘍は、犬の健康に関する統計でも非常に多い病気であることがわかっています。
アニコム損害保険株式会社の調査などによると、犬の死因や、ペット保険の請求数の上位には毎年腫瘍(がん)が上がっており、特に高齢犬では注意が必要な病気とされています。
実際に、アニコム損害保険株式会社の「どうぶつ白書2025」では『犬の請求割合の年齢推移』が毎年掲載されていますが、
5歳~8歳の間で請求数が2倍に
10歳になると3倍にまで増加します。
12歳になると、全体の14%、つまり大体7頭に1頭が腫瘍が原因の保険請求をしているという計算になります。
想像以上に多い印象を受けたのではないでしょうか。
このように、犬の腫瘍は決して珍しい病気ではなく、治療が必要になった場合には手術や抗がん剤治療などで高額な費用がかかることもあります。
そのため、万が一の治療費に備えて早めにペット保険への加入を検討する飼い主が増えているのです。
なお、ペット保険は過去にかかったことのある病気(=既往症)は基本的の補償しません。
腫瘍発見前にペット保険に加入することがのちのちの助けになるでしょう。
参考:アニコム損害保険株式会社「どうぶつ白書2025」第1章より
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2_1.pdf
犬のしこり・腫瘍はペット保険の補償対象?
犬のしこりや腫瘍の治療は、多くのペット保険で補償対象となります。
腫瘍が原因で行う検査や手術、入院、通院などの治療費は、保険の補償範囲に含まれるケースが一般的です。
ただし、ペット保険にはいくつか注意点があります。
ここからは、ペット保険の専門アドバイザーが「ペット保険を検討する際に知っておきたいポイント」を解説します。
加入前に発覚していた病気は補償対象外になる可能性が高い
前提として、ペット保険は加入前にかかっていた病気(既往症)は基本的に補償の対象になりません。
「請求してみたら使えなかった!」というトラブルの種になりがちですが、ほとんどのペット保険についている条件ですから、把握しておくとよいでしょう。
例えば保険に加入する前からしこりや腫瘍が見つかっていた場合、その治療費は補償されない可能性が高くなります。
そのため、ペット保険の早期加入は「掛け捨てでもったいない」と感じる人もいるかもしれませんが、将来の治療費に備えるためには健康なうちに加入しておくことが重要です。
既往歴によっては加入できない場合がある
けがや病気の既往歴によっては、ペット保険に加入できない場合もあります。
例えば、特定の病気にかかったことがある場合は申込の時点で条件に引っかかってしまいます、
また病名だけでなく治療履歴によっても加入を断られるケースがあります。
例えば、次のような条件が各保険会社で設定されています。
- 直近3か月の通院履歴
- 直近6か月の通院履歴
- 直近1年以内の通院履歴
これらの条件は保険会社によって異なります。
これらの条件を確認するだけであれば、申し込み画面で3分ほどあれば確認ができます。
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一部の治療は補償対象外になることがある
ペット医療は日々進歩しており、たくさんの治療法が存在します。
しかし、すべての治療が補償対象になるわけではありません。
例えば次のような治療は、ペット保険会社によっては補償対象外になることがあります。
- 放射線治療
- 国の認可が下りていない薬剤の投与 など
また、手術に特化したペット保険の場合は特に、「手術当日の治療のみを補償する」といった規約があることもあります。
口コミでも、「手術前後に行う検査や通院が補償されなかった」といったものをよく見かけますが、このような規約があったのだと考えられます。
事前の検査や継続的な通院も含めて補償してほしい場合は、通院補償付きのペット保険を選ぶと、より総合的なサポートを受けることができますよ。
ペット保険は必要?

ペットには、公的な医療保険制度がありません。
そのため、診療費の自己負担額は100%です。
もしものときにお金を気にせずペットの治療に専念できるよう、ペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペットが元気なうちに加入を検討しましょう。
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よくある質問
- 犬のしこりは自然に治ることがありますか?
-
犬のしこりの中には、虫刺されや炎症などが原因で一時的に腫れているものもあります。
その場合は自然に小さくなることがありますが、腫瘍が原因のしこりは自然に治ることはほとんどありません。
見た目だけで原因を判断することは難しいため、しこりを見つけた場合は一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。
- 犬のしこりは様子を見ても大丈夫ですか?
-
小さくて変化がないしこりでも、自己判断で長期間様子を見るのはおすすめできません。
悪性腫瘍の場合、早期に治療を行うことで治療の負担を減らせる可能性があります。
しこりを見つけた場合は、できるだけ早めに動物病院で相談すると安心です。
- 犬の首や顎の下にしこりがある場合は危険ですか?
-
犬の首や顎の下にはリンパ節があり、リンパ節が腫れてしこりのように触れることがあります。
一方で、「リンパ腫」などの腫瘍が原因の場合は、早めの治療が必要です。
- 愛犬のおっぱいがある右脇腹あたりに、たんこぶのようなぽっこりとしたふくらみがあります。
臭いが強い膿が出てきましたが、消毒で改善しますか? -
症状的に、乳腺腫瘍の可能性が高いと考えられます。
乳腺腫瘍は丸い膨らみがみられ、放置すると自壊して臭いがある膿が出ることがあります。
乳腺腫瘍であるならば、自宅療法で改善は難しいでしょう。
動物病院で診てもらい、治療を行うことが重要です。
- 尻尾の付け根付近からおしりや股間あたりに、数か所ぷっくりとした突起があります。
-
肛門や尻尾周辺に好発するできものに「肛門周囲腺種」「肛門周囲腺ガン」があります。
「肛門周囲腺種」は良性の腫瘍で、未去勢のオスに多くみられますが、「肛門周囲腺ガン」は悪性の腫瘍で注意が必要です。
見分けがつきにくいため、動物病院で診てもらうことをおすすめします。
また、肛門周囲腺種も破れたり肛門を塞ぐと切除手術の必要があるため、放置は厳禁です。
まとめ
犬のしこりの予防法は、愛犬とのスキンシップを取りながら健康チェックを行うことです。
そのためにも、子犬のころから体中どこを触られても大丈夫なようにしておくことが重要です。
皮膚や皮膚の下のしこりであれば、飼い主さんが触ると発見できます。
ブラッシングなどでコミュニケーションを取りながら、皮膚の健康を確認すると良いでしょう。
また、乳腺腫瘍は避妊手術を受けることで予防が可能です。
ヒートを何度か迎えてしまうと避妊手術を受けても予防効果が落ちるため、できるだけ早めに手術を受けておきましょうね。
愛犬の健康とこれからのために、できることからしっかり備えていきましょう!























