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ラグドールはどんな猫?特徴やかかりやすい病気などを解説!

2024年5月26日

病気・ケガ

 
ラグドールはどんな猫?特徴やかかりやすい病気などを解説!サムネイル
ラグドールはふわふわの被毛と青い瞳が特徴的な猫です。
ラグドールをお迎えするときには、どんな特徴のある猫なのかを事前に理解しておくと、お互いに暮らしやすくなるでしょう。

この記事では

・ラグドールの特徴や性格
・ラグドールをお向かえする方法
・ラグドールの飼い方
・ラグドールのかかりやすい病気
について解説します。
最後までお読みいただければ、ラグドールの特徴についてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

ラグドールの特徴

前に記載した通り、ラグドールは大きな体にふわふわで艶のあるセミロングの被毛、青い瞳をした猫です。

ラグドールという名前は「ぬいぐるみ」という意味の猫で、その名前の通り見た目も性格もかわいらしい猫です。

ここでは、ラグドールにはどのような特徴があるのかを詳しく解説していきます。

歴史

ラグドールは1960年代に誕生した、比較的新しい種類の猫です。

1960年代前半、アメリカカルフォルニア州にアン・ベイカーというブリーダーがいました。

アン・ベイカー夫人は、可愛がっていた猫が亡くなってしまったことを悲しみ、その猫に近い猫を誕生させようとしたそうです。

彼女は自分の好みに合う見た目や性格の猫を掛け合わせ、誕生したのがラグドールでした。

大きさ

ラグドールは意外に筋肉質でがっしりとした体格を持つ大型の猫です。

体重はオスであれば6~9㎏、メスであれば4.5~6㎏ほどになります。

ラグドールは成長がゆっくりとした猫種で、大人になるまでに4年ほどかかります。

そのため、成長をじっくりと楽しむことができる猫でもあります。

ラグドールは大型の猫ですが、抱っこされることが大好きな猫種です。

飼い主さんは猫の重さに耐えられるようにしましょう。

毛色

ラグドールの毛色は、5つのパターンがあります。

・ポイント→基本的に体の色が薄く、顔・耳・手足の先端・しっぽだけが濃い色になっている。一番多い毛色
・ミテッド→ポイントに足の先や鼻、お腹などに白い色が入っている状態を指す
・バイカラー→ハチワレのように2色がきっちり分かれている状態
・トーティ→ポイントの部分に2つの色がある状態
・リンクスポイント→ポイントの部分に縞模様がある状態で、非常に珍しいパターン

ラグドールの毛色で一番ポピュラーなのは濃い目のグレーである「ブルー」です。

その他にも以下のような毛色があります。

・シール…濃い茶色
・レッド…赤茶色
・チョコレート
・ライラック…薄いグレー
・シナモン…薄い茶色
・フォーン…オレンジに近い明るい茶色
・クリーム など
毛触りは柔らかく艶がある被毛を持っています。

平均寿命

ラグドールの平均寿命は13~15歳とされています。

これは、猫の平均的な寿命です。

しかし、生活環境や食生活などで寿命は大きく変わりますので、あくまでも目安として参考にしてください。

ラグドールの性格

ラグドールの性格は、その名前が示す通り「ぬいぐるみ」のようです。

具体的にどのような性格なのかを解説します。

おっとりしている

ラグドールはおっとりとした性格をしていて、多少のことでは威嚇したり怒ったりしません。

本当に嫌なことであれば怒りますが、基本的にはおおらかな性格をしてます。

のんびりゆったり過ごすことが好きなので、大きな体のラグドールがどこでも休めるように、生活環境を工夫してあげてください。

飼い主に従順

ラグドールは非常に頭のいい猫種です。

そのためきちんとしつければ飼い主さんのいうことをきちんと聞くようになります。

また、甘えん坊なところがありますので、飼い主さんに抱っこをせがんだり、膝の上に乗ってくることもあります。

一般的な猫の気ままな性格とは異なり、ラグドールはいつもべったりしてきます。

猫と存分にスキンシップをはかりたい方におすすめの猫種です。

ラグドールは初心者でも飼いやすい猫?

ラグドールは賢く飼い主に従順なので、猫を初めて飼う方におすすめの猫種です。

また、小さな子どもやほかの動物がいても受け入れやすい猫種でもあります。

子猫の時は活発なこともありますが、年齢を重ねると次第に落ち着き、ゆったり過ごすことを好むようになります。

ラグドールを家族として迎える方法

ラグドールを家族としてお迎えする方法は大きく3つあります。

では、具体的にどのような方法なのかを解説していきます。

ペットショップで購入する

ペットをお迎えする方法として一番ポピュラーなのがペットショップでお迎えする方法です。

ラグドールの相場は20万~50万円ほどです。

店舗によってはどんな動物を販売しているのか、ホームページから写真や動画で確認することができます。

月齢がある程度言っている場合は、ペットショップ側でワクチン接種や簡単なしつけが済んでいることもあります。

また、ペットショップによってはしつけについて相談できたり、しつけ教室が行われていることもあるので、確認してみるとよいでしょう。

ブリーダーから購入する

ブリーダーは、特定の猫種を専門に繁殖を行っている業者のことを指します。

ラグドールについて詳しい知識を持っていますし、飼育経験も豊富なため、飼い方や注意点など気になる点について詳しく聞くことができます。

また、どんな親から生まれたのかを確認できるので、先天的な病気や成猫時の大きさなどについても知ることができます。

ブリーダーの元で生まれ育っている猫はある程度社会性が身についているため、しつけがしやすい傾向にあります。

里親になる

現在、保護猫を扱っている法人が多くあります。

保護猫とは何らかの理由で新たに飼い主を探している猫たちのことです。

保護猫を扱っている法人はさまざまな場所で譲渡会を行っているので、近隣で開催していないか確認してみるとよいでしょう。

里親制度を利用すると、ペットショップやブリーダーのように個体費用はかかりません。

しかし、ラグドールが扱われているかどうかは運やタイミングによります。

また、保護猫団体によっては飼い主の年齢制限や家族構成など、一定の条件を出している場合があるので、事前に里親になる条件について確認しておきましょう。

ラグドールをお迎えする際に用意しておくもの

ラグドールをお迎えするときには、家に着いたその瞬間から生活するのに困らないよう、以下のものを用意しておきましょう。

・ご飯
・食器
・トイレ
・トイレ砂
・ベッド
・爪とぎ
・キャリーバッグ
・キャットタワー
・おもちゃ
・ブラシ
・シャンプー
・爪切り など
猫の性格によっては用意したものを好まないこともあります。
ラグドールの様子を見て、買い替えることがあるかもしれないことも念頭に置いておきましょう。

ラグドールの飼い方

ラグドールの飼い方を事前に知っておけば、ラグドールにとってより良い生活環境を整えてあげることができます。

ここでは、ラグドールの飼い方について解説します。

こまめにブラッシングする

ラグドールは長毛種ではありますが、あまり抜け毛が多い猫種ではありません。

しかし、普段から手入れをしておかないと毛玉ができる原因になってしまいます。

また、換毛期になるとかなり大量の抜け毛が出ます。

抜け毛は放っておくと毛球症になったり、毛玉や皮膚病の原因になることがあるため要注意です。

長毛種の猫用のブラシやコームで毎日のブラッシングをしてあげましょう。

ラグドールは人に触られることが好きな子が多いので、ブラッシングはさほど難しくありません。

しかし、慣れないうちは1日のブラッシングを一部分のみに留めておき、少しずつ慣れさせるようにしていくと良いでしょう。

猫は自分でグルーミングをするため、シャンプーの必要がないことが多いのですが、ラグドールは長毛種なので定期的にシャンプーをすることをおすすめします。

シャンプーは皮脂の汚れを落とすだけでなく、抜け毛を取ることにも効果的です。

シャンプーをするときは、少し多いかなと思うくらいのお湯をかけるのがポイントです。

シャンプーは月に1度行うとよいでしょう。

高たんぱく&高カロリーなフードを選ぶ

体は食べたもので作られます。

最適な質と量のご飯は、元気に長生きすることにもつながります。

ラグドールは太りやすい猫種なので、高たんぱくで低カロリーのご飯を用意してあげてください。

また、タウリン不足で病気を発症することがあるため、タウリンが含まれているご飯を選ぶようにしましょう。

長毛種はグルーミング時に毛を飲み込んでしまい、便秘になることがあります。

便秘にならないように、食物繊維やオリゴ糖など乳酸菌が含まれた食事やサプリメントをあげるとよいでしょう。

ストレスを与えない

ラグドールは人懐っこく、甘えることが大好きです。

あまり放っておくと寂しくなり、それがストレスになってしまいます。

できるだけ一緒にいる時間を作り、スキンシップを取ってあげてください。

また、ラグドールはあまり活発的な猫種ではないため、運動不足になりがちです。

運動不足は肥満につながりやすいため、飼い主さんが積極的に遊んで運動させてあげてください。

ラグドールがかかりやすい病気とその治療費

ラグドールは遺伝的な疾患が少ないとされている猫種ですが、以下の病気には注意が必要です。

ここでは病気の症状とおおよその治療費をあわせて解説します。

肥大型心筋症

ラグドールの遺伝的疾患の一つにあげられる病気で、猫の心臓病の中でよく見られるものがあります。

肥大型心筋症は、心臓の左心室の心筋が肥大化していく病気で、心臓がうまく機能せず全身に血液を送ることができなくなります。

予防法はとくになく、定期的な健康診断を受けて早期発見することが重要です。

症状

初期の場合はほとんど症状がみられません。

病気が進行していくにつれ、以下のような症状がみられるようになります。

・疲れやすい
・動きたがらない
・食欲がなくなる など

症状が悪化してくると苦しそうに呼吸したり、血の混じった泡を吐くようになります。

肥大型心筋症は悪化すると命に係わることもあるため、早急な治療が必要です。

治療

肥大型心筋症は根本的な治療方法はなく、内科的な対処療法が基本になります。

1回あたりの治療費が3,000~5,000円程度かかりますが、検査を受ける場合は1回15,000円程度かかることがあります。

また、定期的な通院が必要になるため、年間10万円以上かかる可能性が高いです。

尿路結石

尿路結石は、尿管や尿道、膀胱に結晶や結石ができる病気です。

尿路結石は以下のことが原因で発症します。

・飲水量の減少
・肥満
・栄養バランスが偏っている
・ストレス など

症状

尿路結石にあると、以下のような症状がみられます。

・ピンク色や血尿が出る
・尿の回数が多い
・尿にキラキラしたものが混じっている
・排尿時に痛がる
・失禁
・落ち着きがない
・食欲低下
・嘔吐 など

尿路結石により尿が出なくなると、急性腎不全や尿毒症になり、命にかかわることがあります。

上記のような症状が見られたら、早急に動物病院を受診しましょう。

治療

尿路結石が軽度の場合は、薬を飲むことで症状の改善を試みます。

しかし、尿道が閉鎖している場合は、尿道にカテーテルを入れて膀胱内を洗浄します。

尿路結石は一度完治しても再発することがあり、再発を繰り返す場合は手術が必要になることもあります。

尿路結石の平均的な治療費は10万円ほどですが、手術が必要になった場合は20万円以上かかることがあります。

毛球症

毛球症は、グルーミングなどで飲み込んだ毛が胃や腸で毛球状になり、それによって消化器に異常が起きる病気です。

飲み込んだ毛は消化されず、吐き出したり排便で外に出せないことで発症します。

長毛種の猫が発症しやすいため、ラグドールはとくに注意が必要です。

症状

毛球症は以下のような症状がみられます。

・嘔吐
・食欲不振
・便秘
・お腹を触られることを嫌がる など
猫は毛玉を吐くことが良くあります。
いつもよりも吐く回数が多いようであれば、早急に動物病院を受診するようにしてください。

治療

軽度の毛球症であれば嘔吐で対応しますが、お腹の中に溜まってしまった毛球は手術によって取り出すのが一般的です。

手術になった場合、治療費が20万円を超えることがあります。

ラグドールの飼育にかかる費用

実際にラグドールを飼育する場合、以下の費用が掛かります。

・ご飯代
・おやつ代
・トイレの砂代
・爪とぎ代
・おもちゃ代
・ワクチン代
・ノミ・ダニの予防薬代
・ペット保険代
・健康診断代
・病院代 など
年間通して10万円近くかかることもあるため、最後まできちんと飼育できるか考えたうえで飼い始めることが重要です。

医療費を軽減してくれるペット保険

猫の医療費は人間のように健康保険が適用されません。

そのため、動物病院の治療費が100%かかってしまいます。

手術や長期の通院が必要になる場合、年間30万以上かかることもあります。

そうなると飼い主さんの金銭的負担がとても大きくなってしまいます。

ペット保険は、通院や入院などペットにかかる治療費を軽減させることができるものです。

ペット保険はさまざまなプランがあるため、自分のペットに合った内容のものや、負担にならない程度の保険料のものを選びましょう。

また、ペット保険は加入する条件に年齢制限があることがあるので、できるだけ早く加入しておくことをおすすめします。

よくある質問

ラグドールにはどんなキャットタワーを用意してあげるとよいですか?

ラグドールはあまり高い場所に飛び乗ったりすることが得意な猫種ではありません。また、体格も大きいため、あまり高いキャットタワーだとバランスを崩して落ちてしまう可能性があります。ラグドールのキャットタワーは低くて安定性の高いものを選ぶようにしましょう。

健康診断はどのくらいのペースで受ければよいですか?

ラグドールが若いうちは年に1回程度の健康診断で十分ですが、シニア期など年を重ねてきたら年2回に増やすことをおすすめします。猫は1年に人間でいうと4歳ずつ年を取るので、こまめに健康診断をうけた方が、病気を早期発見できます。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【ラグドールはどんな猫?特徴やかかりやすい病気などを解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ラグドールの特徴や性格
・ラグドールをお向かえする方法
・ラグドールの飼い方
・ラグドールのかかりやすい病気
について解説してきました。
ラグドールは人懐こく、飼い主さんに従順な猫種です。
ラグドールが生涯安心して暮らせるように、飼い主さんは生活環境をきちんと整えてあげるようにしてください。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。