この記事では
・ラブラドールレトリバーの寿命
・ラブラドールレトリバーの飼育のコツ
・ラブラドールレトリバーがなりやすい病気
ラブラドールレトリーバーの特徴
ここでは、ラブラドールレトリバーの特徴を紹介していきます。
ラブラドールレトリーバーの歴史
ラブラドールレトリバーの先祖は、16世紀にニューファンドランド島へ入植した人々が持ち込んだセント・ジョンズ・レトリバーです。
セント・ジョンズ・レトリバーは長年漁師の手助けをして人間と生活していましたが、19世紀初頭に初代マルムズベリー伯爵がイングランドへ輸入し、改良が行われた結果、現在のラブラドールレトリバーの基礎となりました。
品種改良を重ねる家庭でイエローや茶色の個体が生まれましたが、当時は黒の毛色が理想とされていたために間引かれていたという悲しい過去があります。
その後1903年にイギリスで黒いラブラドールレトリバーが公認犬種と認定されましたが、イエローや茶色のラブラドールレトリバーが正式に認められたのはさらに約30年も後でした。
ラブラドールレトリーバーの身体的特徴
ラブラドールレトリバーの大きさは国によって違いますが、日本ではオスが体高57~62cm、メスが54~59cmが基準とされています。
体重は、オスが29~36kg、メスが25~32kgです。
大きさは個体によって差がありますが、基本的にはオスの方がマズル(鼻)や足ががっしりしていて幅があります。
毛色は黒、イエロー、チョコレート(レバー)の3色です。
ラブラドールレトリーバーの性格
ラブラドールレトリバーは温厚で、誰にでも優しい性格の持ち主です。
しつけも入りやすいため、盲導犬にも器用されています。
元々水に落ちた獲物を回収したり、かごから落ちた魚を回収したりしたいた犬種なので、水遊びが大好きな子も多いです。
ラブラドールレトリーバーの平均寿命
ラブラドールレトリバーの平均寿命は10~15年です。
大型犬の平均寿命は10歳前後なので、平均的な寿命といえるでしょう。
ラブラドールレトリーバーの飼い方のコツ・ポイント
ラブラドールレトリバーは人間と一緒にいることを喜びとする犬種なので、室内で飼うのが好ましいです。
外飼いをすると、寂しさから要求吠えをしたり犬小屋を壊したりなどの問題行動を起こす可能性があります。
また、ラブラドールレトリバーは運動量が多い犬種なので、散歩のほかに室内でもおもちゃ遊びをして遊ぶ時間を作ってあげましょう。
散歩は成犬の場合、30~1時間を1日に2回程度行います。
子犬の場合はワクチン接種後に15~30分程度の散歩をして外を歩くことに慣れさせていきましょう。
老犬の場合は体調と相談しながら、散歩時間を調節してあげてください。
ラブラドールレトリバーに快適に過ごしてもらうには、飼い主とのスキンシップと運動が大切です。
ラブラドールレトリーバーのなりやすい病気
病気は早期に発見できれば完治するものもあります。
ラブラドールレトリバーがなりやすい病気を把握し、早期発見できるように心がけましょう。
ラブラドールレトリーバーがなりやすい病気①股関節形成不全
股関節形成不全は大型犬に多い病気で、ラブラドール・レトリバーも好発犬種とされています。
股関節形成不全は、関節部分が変形することで股関節がうまく噛み合わず炎症を起こす病気です。
遺伝的な要因が多い病気ですが、肥満や運動不足などの後天的な要因でも発症します。
股関節形成不全の主な症状を下記にまとめました。
・階段をのぼりたがらない
・運動をしたがらない
・横座りする
ラブラドールレトリーバーがなりやすい病気②悪性腫瘍(癌)
ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどのレトリバー系は、悪性腫瘍になりやすいとされています。
特に多いのが肥満細胞腫や血管肉腫、骨肉腫などです。
7歳以上の高齢犬になると発症率も上がりますが、骨肉腫は若年でも発症する可能性があるため注意する必要があります。
悪性腫瘍の症状は、悪性腫瘍ができた部位によっても異なるため、「なんかいつもと違うかも」と感じたら、健康診断も兼ねて動物病院で診てもらうといいでしょう。
ラブラドールレトリーバーがなりやすい病気③胃捻転
胃捻転もラブラドールレトリバーがなりやすい病気の一つです。
胃捻転はその名の通り胃がねじれてしまう病気で、処置が送れると死に至るケースもあります。
食後すぐに運動をすることで胃拡張が起こり胃捻転へと発展するため、食後に運動をする場合は2~3時間開けてからにしましょう。
胃捻転になると下記の症状があらわれます。
・お腹が膨らむ
・吐く素振りをする
・ぐったりとする
ラブラドールレトリーバーがなりやすい病気④皮膚疾患
ラブラドールレトリバーは水仕事をしていた犬種のため、水を弾きやすいように皮脂が多めです。
そのため肌トラブルを起こしやすく、かゆみを伴う膿皮症や赤い発疹が出る皮膚糸状菌症などにかかりやすいとされています。
皮膚疾患を予防するには、皮膚を常に清潔にしておくのが重要なため、月に1回はシャワーに入れましょう。
老犬の場合はシャワーが負担になる場合もあるため、汚れている箇所だけを洗ったり、シャワー時間を短くするなどして負担をかけないようにしてあげてください。
皮膚疾患には下記のようなさまざまな症状があります。
・フケが出る
・痒がる
・皮膚が脂っぽくなる
・脱毛
ラブラドールレトリーバーがなりやすい病気⑤外耳炎
ラブラドールレトリバーは垂れ耳で通気性が悪いため、外耳炎になりやすいです。
外耳炎は鼓膜から耳介までに炎症が起きる病気で、下記の症状があらわれます。
・悪臭
・耳を痒がる
・頭を振る
ラブラドールレトリーバーにおすすめの保険は?
ここではラブラドールレトリバーに合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでラブラドールレトリバー目線で解説していきます。
ラブラドールレトリバーのペット保険加入の選び方のポイント
・股関節形成不全②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも手術は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①ラブラドールレトリバーのなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中にはラブラドールレトリバーがなりやすい高額治療が必要な股関節形成不全を補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「PS保険」や「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では股関節形成不全が補償の対象外です。
特に下記の傷病・疾患は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
ラブラドールレトリバーがなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
ラブラドールレトリバーがなりやすい、「股関節形成不全」は先天性、遺伝性の要素も大きい疾患です。
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認しましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも手術補償の手厚さを重視するのがおすすめ
ラブラドールレトリバーがなりやすい病気である「皮膚疾患や外耳炎」「悪性腫瘍(癌)」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「股関節形成不全」は外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、ラブラドールレトリーバーには「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
また、股関節形成不全あ手術の場合、治療費が40万円程度になることもあるため、ラブラドールレトリバーにはフルカバー型の中でも手術補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。
特に
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
ラブラドールレトリバーがなりやすい「悪性腫瘍(癌)」は基本的に長期の治療が必要な病気です。
上記のようなペット保険では「来年度から悪性腫瘍(癌)を補償の対象外とされる」可能性があります。
そのため、加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
ラブラドールレトリーバーにおすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではラブラドールレトリーバーにおすすめのペット保険をご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明したラブラドールレトリーバーのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
また、アニコムに関しては、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、ラブラドール・レトリーバーに多いアレルギー性の皮膚疾患の予防までできる予防型保険です。測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます。
一部PS保険は手術の補償金額が1回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険、補償内容重視であればアニコム(ふぁみりぃ)に加入することをおすすめします。
メリット | デメリット | |
・複数回通院にも強い ・手術は一回当たり最大14万円まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い
※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】 |
|
保険料が安い | ・1つの病気に対しての限度額・回数があり (更新時にリセットされない) ・手術は一回当たり最大10万円まで |
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
ラブラドールレトリバーの中でも病気になりやすい毛色はありますか?
ラブラドールレトリバーの病気にいち早く気づくにはどうしたらいいですか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【ラブラドールレトリバーの病気】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・ラブラドールレトリバーの寿命
・ラブラドールレトリバーの飼育のコツ
・ラブラドールレトリバーがなりやすい病気
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