チワワの平均寿命は何歳?人間年齢や病気・長生きのコツを紹介!
丸い頭に大きなお目々が可愛いチワワ。そんなチワワを家族として迎え入れたなら、できるだけ長生きしてもらいたいものですよね。
小型犬は、大型犬よりも比較的長生きしやすいとされていますが、実際の寿命は犬種によってもさまざまです。
この記事では、チワワの平均寿命やかかりやすい病気、長生きの秘訣などを紹介していきます。
チワワの平均寿命は?
チワワの平均寿命は、13~16歳とされています。
これを長いと捉えるか短いと捉えるかは人それぞれですが、超小型犬であるチワワの平均寿命は、中型犬や大型犬よりも長いのが特徴です。
チワワの最高年齢は?
日本には、なんと25歳まで生きたチワワがいます。
チワワの25歳は人間の年齢に換算すると100歳になるため、かなり長生きしたことがわかりますね。
ちなみにギネスに登録されている犬の最高年齢は、オーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種で29才と5ヶ月です。
チワワの年齢を人間年齢に換算すると?
チワワの年齢を人間の年齢に換算したものを、下記の表にまとめました。
チワワの年齢 | 人間年齢に換算 |
3カ月 | 4歳 |
6カ月 | 9歳 |
9カ月 | 13歳 |
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
チワワは、1歳の時点で人間でいうと15歳!
まだまだ赤ちゃんに見えても、人間の年齢的には実は結構な大人だったという事実にびっくりされる方もいるかもしれません。
2歳以降は年齢が上がるスピードがさらに加速し、人間より4倍早いペースで歳を取る計算になります。
チワワは何歳からシニア?
小型犬は大型犬よりも高齢期に入るタイミングが遅いとされています。
大型犬は一般的に7歳ごろからシニア期に突入するとされていますが、超小型犬のチワワは10歳くらいからシニア期に突入すると考えていいでしょう。
※個体差によって異なる
チワワの10歳は人間の年齢に換算すると56歳であり、人間も40~50代半ばから体の不調が出やすくなると考えればイメージがしやすいかもしれません。
シニア期に突入するとみられる特徴
チワワがシニア期に突入すると、下記のような特徴がみられます。
・目やにが増える
・口臭がきつくなる
・毛艶が悪くなる
・耳が遠くなる
・行動がゆっくりになる
老化が進むと体の各部位の機能が低下するため、病気にもかかりやすくなります。
上記の症状が見られたら、シニア期に入ったことを理解し、いつもと体調に変化がないか注意深く観察しましょう。
ちょっとでもおかしいと感じたら、すぐに病院に連れて行ってあげることが病気の早期発見に繋がります。
チワワがかかりやすい病気は?症状や治療法・治療費も解説
犬は犬種によってかかりやすい病気が異なります。
ここでは、チワワがかかりやすいとされている病気や治療法・治療費を紹介していきます。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼とは、膝にある膝蓋骨が正常な位置からズレてしまう病気です。
主な原因は遺伝による先天的なものと、交通事故や転落などによる後天的なものの2つとなります。
膝蓋骨脱臼になるとスキップするように歩いたり、腰をかがめて内股で歩いたりなどの症状がみられます。
膝蓋骨脱臼(パテラ)の治療法や治療費
治療は、保存療法と手術の2種類があり、症状が軽い場合は鎮痛剤やサプリメントを投与する保存療法が行われます。
ただ、保存治療では膝蓋骨周辺の構造を変化させられないため、これ以上症状が悪化しないための現状維持的措置として考えましょう。
保存治療の場合は、1回の通院で診察や薬代を含めると約3,000円~数万円になります。
症状が重い場合は、それぞれの症例に合わせた手術を行います。術式によっては難易度が高いため、整形外科を得意とする病院や膝蓋骨脱臼の手術症例が豊富な病院で手術するのがおすすめです。
手術の場合は、入院や手術を含めて約20~25万円かかります。アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると、パテラの手術の平均費用は22万711円となっています。
パテラについてはは下記の記事でも解説していますので、気になるかたはぜひ参考にしてください。
水頭症
水頭症とは、脳内を満たす脳脊髄液が増えることで圧力が高まる病気です。
先天的な要因で発症することが多いですが、頭部の損傷によって発症する場合もあります。
症状は圧迫された部位によって違いますが、視力が弱まる、過食、旋回(同じところをぐるぐる回ること)、けいれんなどがみられます。
水頭症の治療法や治療費
治療方法は、内科的治療と外科的治療の2種類です。
内科的治療では、ステロイドや利尿剤を点滴か飲み薬で投与し、脳脊髄液の産生を抑えて頭の中の圧を弱めます。
内科的治療の費用は、1回の通院で診察や薬代を含めると約3,000円~5,000円になります。
外科的治療では、増えすぎた脳脊髄液をチューブのようなもので排出する手術が行われ、費用は入院や手術を含めて約20~30万円程度です。
水頭症の手術は、感染の危険性があり手術及び術後管理の難易度が高いため、どこの病院でも出来るわけではありません。
また、水頭症を発症するとてんかんも併発する可能性が高いです。
てんかんとは脳神経細胞のバランスが崩れ過剰に放電(興奮)されることで引き起こされる脳の病気です。症状としては痙攣を伴う発作を頻繁に引き起こします。
てんかんも症状によっては、長期の投薬治療や検査費用がかかります。
詳しくは下記の記事でも解説していますのでぜひ一度お読みください。
気管虚脱
気管虚脱は、気管が潰れて空気が通りにくくなる病気です。
主な原因は遺伝的なものとされていますが、加齢や肥満などによっても発症する可能性があるためシニア期に入ったチワワはとくに注意が必要です。
気管虚脱になると、気管が潰れることで息がしにくくなるため、ゼーゼーといった息遣いをしたり、頻繁に咳をしたりといった症状がみられます。
激しい運動をした後はとくに荒い呼吸になりやすいです。
気管虚脱の治療法や治療費
治療法は投薬による内科的治療と、気管に筒状のステントを入れる外科的治療の2種類です。
軽症であれば、鎮咳薬やカルトロフェンなどの炎症を抑える薬で様子を見る内科的治療を行います。
内科的治療の場合は、1回の通院で約10,000~15,000円ほどかかり、さらにレントゲンを撮るとなるとプラス10,000円はかかるでしょう。
ステントを入れる手術を行う場合は、3~5日ほどの入院と手術で約40~50万円ほどかかります。
気管虚脱についてはは下記の記事でも解説していますので、気になるかたはぜひ参考にしてください。
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症は、心臓にある僧帽弁が閉じなくなり、血液が逆流してしまう心臓病の一種です。
高齢のチワワがなりやすい病気の一つで、僧帽弁閉鎖不全症になると息切れや咳をすることが多くなります。
また、疲れやすくもなるため、散歩の時間が短くなったり睡眠時間が長くなったりした場合は、注意深く観察してほかの症状がないかを確認しましょう。
僧帽弁閉鎖不全症の治療法や治療費
僧帽弁閉鎖不全症の治療法は投薬による内科的治療が一般的です。
投薬は症状を緩和するためのもののため、基本的には一生飲み続ける必要があります。
症状の進行具合によって薬の数や種類が違いますが、月1回の通院と毎日の薬代は約10,000~20,000円です。
心臓病については下記の記事でも詳しく解説していますので、気になるかたはぜひ参考にしてください。
チワワに多い突然死…
チワワは数ある犬種の中で、最も突然死の多い犬種とされています。
チワワの頭は骨に隙間があるため頭の病気にかかりやすく、脳へのダメージも受けやすいのです。しつけのつもりで頭を軽く叩いたことが原因で脳に障害が残り、亡くなってしまったチワワもいます。
また、チワワはもともと心臓が弱い傾向にある犬種のため、突然死の原因の一つである心臓発作にも要注意です。
先程紹介した僧帽弁閉鎖不全症も心臓病の一種ですが、心臓病のサインとして、咳や荒い息遣いのほかにおう吐や失禁もみられるため、これらのサインを見逃さないように心がけましょう。
チワワを長生きさせる方法は?
家族として迎え入れた小さな命…。できることなら長生きしてほしいですよね。
ここでは、チワワに長生きしてもらうためのコツを6つ紹介していきます。
チワワの長生きの秘訣①定期的な健康診断を受ける
寿命を縮める最大の原因は病気です。
病気は定期的な健康診断によって、早期発見・治療ができるものも多いため、若いうちは1年に1回、シニア期に入ったら年に最低でも2回は健康診断を受けることをおすすめします。
とくに変わった様子はみられなかったけれど、健康診断で病気が見つかったケースも少なくなくありません。
犬の健康診断は病院によって内容に違いはありますが、主に下記のような内容となっています。
・血液検査
・尿検査・便検査
・レントゲン検査
・超音波検査
チワワの長生きの秘訣②適正体重をキープする
肥満や痩せすぎはさまざまな病気のきっかけとなります。
そのため、日頃から栄養バランスのいい食事を与え、体重を適正体重に収めるようにしましょう。
ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、成犬のチワワの適正体重は1.5~3kgとされています。
ただ、チワワは個体差が大きい犬種のため、体の大きいチワワの場合は3kgを超えたからといって肥満ということにはなりません。
チワワの背中やあばらの部分をなでて、皮下脂肪の上から骨に触れる+チワワを真上から見たときに適度にくびれがあれば理想的な体型(体重)が維持できていると考えていいでしょう。
チワワの体重の推移は下記のようになっています。
生後4ヶ月 … 850g前後
生後5ヶ月 … 1,200g前後
生後6ヶ月 … 1,600g前後
生後7ヶ月 … 1,800g前後
生後8ヶ月 … 2,000g前後
生後9ヶ月 … 2,200g前後
生後10ヶ月 … 2,300g前後
生後11ヶ月 … 2,400g前後
生後12ヶ月 … 2,500g前後
個体差にもよりますが、生後10~12カ月でほとんどのチワワが成犬とほぼおなじ大きさになるため、成犬用フードに変えるといいでしょう。
生後12カ月以上経っても子犬用のドッグフードをあげていると、肥満につながる可能性があるため注意が必要です。
チワワは運動が好きな犬種ではないため、1度太ってしまうとダイエットに手こずります。
適正体重以上にさせないために、年齢に合ったドッグフードを与えるようにしましょう。
チワワの長生きの秘訣③デンタルケアをする
食べ物を食べるために必要な歯は、生きていくうえで欠かせない存在です。日頃から歯磨きをして、きれいな歯を保つように心がけましょう。
歯磨きをしないと、歯と歯茎の間に汚れがどんどんたまり、それが歯石となって歯周病を引き起こします。
歯周病は進行すると歯茎が腫れ、歯や顎の骨まで溶かしてしまう恐ろしい病気です。
歯周病は歯磨きで予防できるため、毎日か最低でも2日に1回は歯磨きをしてあげて下さい。
どうしても歯磨きを嫌がる場合は、歯磨きおもちゃやデンタルガムなどのグッズから始めるのがおすすめです。
チワワの長生きの秘訣④ストレスを与えない
ストレスは、さまざまな病気のもととなります。
チワワは臆病な性格ということもありストレスに弱い犬種のため、できるだけストレスを与えないように生活しましょう。
何がストレスになるかはチワワによって違いますが、過度に叱りつける、長い留守番をさせるなどはストレスの原因となることが多いです。
また、1日2回、10~20分程度の散歩をして、ストレスを解消してあげるのもいいでしょう。
チワワの長生きの秘訣⑤適切な温度管理をする
チワワはメキシコ原産の犬種のため、寒さに弱い犬種です。
そのため室内の温度は25度前後に設定し、冬の散歩は防寒服を着せたり、時間を短くしたりするなどして寒さ対策をしてあげて下さい。
もちろん暑すぎてもチワワにはよくありません。夏は、室内に日陰スペースをつくってあげる、日の出前の涼しい時間に散歩へ行くなどして、暑さ対策もしっかり行いましょう。
チワワの長生きの秘訣⑥気になる症状がみられたらすぐに動物動物を受診する
ちょっとでもチワワの様子がいつもと違うなと感じたら、すぐに病院へ連れていきましょう。
犬は人間よりも痛みに強いとされているため、目に見える症状が出始めたときにはすでに病状が進行していたということも珍しくありません。
チワワのちょっとした変化にも気付けるように、日頃からたくさんスキンシップをとっておくのがおすすめです。
ここではチワワに合ったペット保険の比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでチワワ目線で解説していきます。
【チワワの保険】ペット保険の比較・選び方のポイント
チワワのペット保険を選ぶうえで重要なのが
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患も補償(水頭症、てんかん)
③更新時に条件が付くことのないペット保険(僧帽弁閉鎖不全症等の慢性疾患)
④通院、手術、入院を補償するフルカバー型のペット保険
チワワにおすすめのペット保険は?
最期に、今回ペット保険比較アドバイザーではチワワにおすすめのペット保険をご紹介します。
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患も補償(水頭症、てんかん)
③更新時に条件が付くことがない(弁膜症等の慢性疾患)
④通院、手術、入院を補償するフルカバー型のペット保険
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
初めて手作りのご飯をあげる際は、ドッグフードに食材をトッピングする程度から初めて栄養バランスを学んでいくのがおすすめです。
チワワの「もしも」に備えて考えたいペット保険
チワワがの体調がよくない場合はすぐにでも病院に連れて行ってあげたいですが、中には診察代が高いために「もうちょっと様子をみようかな…」と病院に行くのをためらってしまう人もいるでしょう。
犬には人間のような健康保険がなく基本的に治療費が全額負担となるため、診察だけでも10,000円を超えるケースは少なくありません。
また、手術となれば20~100万円がかかることも…。
しかし、ペット保険に入っていれば通院費や手術費が補償されるため、少ない料金で最善の治療を受けさせてあげられます。
ペット保険には月々1,000円程度で入れるものや、治療費の90%を補償してくれるものもあるため、愛犬に合った保険を選ぶといいでしょう。
また、かかりつけの動物病院と提携しているペット保険なら、窓口精算ができるため保険金請求の手間も省けて便利ですよ。
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
まとめ:チワワの寿命を伸ばすには日頃のケアが大切!
チワワの平均寿命は13~16歳とされていますが、日本には25歳まで生きたチワワもいます。
チワワに少しでも長生きしてもらうためには、適正体重をキープしたり、デンタルケアをしたりと日頃のケアが大切です。
また、チワワは心臓病や脳の病気にかかりやすいため、ちょっとでもおかしいと感じる症状が見られたらすぐに病院へ連れていきましょう。
病気は早期発見・治療をすることが長生きの秘訣です。
もし病気にかかってしまった場合は、高額な治療費がかかることも珍しくありません。
もしものときにお金が理由で最善の治療を諦めることがないように、ペット保険にはいっておくのもおすすめです。