マルチーズの年齢を人間にすると?長生きさせるコツもご紹介!
マルチーズは人気の高い犬種で飼育されている方も多い、白い被毛で覆われた愛らしい愛玩犬です。
共に暮らしていると1秒でも長く一緒に過ごすことができればいいと感じることもありますよね。
この記事では
・マルチーズの平均寿命
・マルチーズのかかりやすい病気や治療法
マルチーズの特徴・性格
犬には犬種ごとに特徴があり性格が異なります。
ここでは「マルチーズの特徴・性格」についてご紹介します。
特徴
マルチーズは白くやわからかな被毛を持った小型犬です。
シングルコートになっているため被毛はあまり抜けませんが、伸びていくため定期的なトリミングが必要となります。
体高は体調よりも長く足が短くなっています。
クリクリでつぶらな黒目と黒い鼻が特徴的な幼い顔立ちをしています。
華奢な体をしていますが活動的に動き回り、愛玩犬として可愛がられてきた犬種です。
性格
マルチーズは甘えん坊で従順な性格をしています。
比較的落ち着きがあるため、高齢の方でも飼育しやすいです。
飼い主にはすぐに懐きますが、他人にはあまり愛想を振りまきません。
他の犬にも立ち向かうような勇敢な一面もあるためしつけトレーニングはしっかり行うことが望ましいです。
マルチーズは甘やかしてしまうと吠え癖や噛み癖などがつきわがままな性格になることがあります。
小型犬であまり外に出ることはないかもしれませんがしつけをすることは飼い主のマナーです。
子犬の頃からしっかりしつけていくことがおすすめです。
しつけトレーニングでうまく行かないと悩む時にはドッグトレーナーや動物病院などの専門家に相談してみるのもいいでしょう。
小型犬マルチーズの平均寿命は13~14歳!最長寿命は?
犬の寿命は犬種により異なります。
小型犬は大型犬よりも寿命が長い傾向があり、マルチーズの平均寿命は13~14歳です。
ここでは「マルチーズの平均寿命や最長寿命」についてご紹介します。
マルチーズの最高寿命は23歳
マルチーズの最高寿命のギネスの登録はありませんが、最長で23歳まで生きた子もいるようです。
長寿の犬の飼い主さんは「特別なことはなにもしていない」という方が多くいます。
犬が長生きするためには肉体的・精神的負担をかけずにストレスの少ない生活をさせることが望ましいようです。
【マルチーズの年齢換算表】人間でいうと何歳?
マルチーズの年齢換算表
マルチーズの年齢 | 人間に換算した年齢 |
3か月 | 4歳 |
6か月 | 7歳半 |
9か月 | 11歳 |
1歳 | 15歳 |
1歳半 | 19歳 |
2歳 | 23歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
21歳 | 100歳 |
22歳 | 104歳 |
23歳 | 108歳 |
犬の時間は人に比べると早いもので1年程度で大人にまで成長します。
特に生後1歳程度までは急成長し、その後1年毎に4歳程度歳をとっていきます。
年齢換算の計算方法は他にもいくつかあるため「大体の年齢」として把握することをおすすめします。
犬の寿命は人より短いため1日1日を大切に過ごしましょう。
マルチーズがなりやすい病気やその治療法・治療費は?
マルチーズにはなりやすい病気があります。
ここでは「マルチーズがかかりやすい病気やその治療法・治療費」についてご紹介します。
病気と治療法①:皮膚炎、流涙症・涙焼け
マルチーズのかかりやすい病気には「皮膚炎」があります。
皮膚炎は顔周りや体などの皮膚が何らかの原因により炎症を起こします。
皮膚炎の中でもマラセチア皮膚炎はマルチーズが引き起こしやすい病気です。
マラセチア皮膚炎の原因
皮膚や外耳道・粘膜などに常在しているマラセチアが何らかの原因により増殖してしまい引き起こされます。
マラセチアはどんな犬にも常在しているため発症することはあります。
マルチーズは耳がたれている犬種なためマラセチア性外耳炎を発症することもあるため耳の健康を維持することも大切です。
マラセチア皮膚炎の症状
・痒み
・脱毛
・フケ
・被毛のベタつき
マラセチアは皮脂が多い場所に増殖しやすいです。強い痒みがみられるため体をひっかきさらに皮膚炎が進行していきます。
犬は痛みを我慢することが難しいためストレスとなってしまいます。
マラセチア皮膚炎の治療法
治療法として薬用シャンプーの処方や抗真菌薬の投与が行われます。
痒みがひどい場合は抗炎症薬が処方されることもあります。
マラセチア皮膚炎は進行した状態だと完治までに時間がかかることもあるため、獣医師の指示に従い治療を行いましょう。
マラセチア皮膚炎の治療費
治療費はマラセチア皮膚炎の進行度合いにもより異なります。
軽症であれば月5,000~8,000円程度で済みますが、重症であれば月10,000円以上かかることもあります。
小型犬より大型犬の方が薬やシャンプーの量が多くなるためこれ以上の金額がかかることがあります。
マラセチア皮膚炎の予防法
マラセチア皮膚炎を予防するためには「皮膚を清潔に保つ」ことが大切です。
・定期的なシャンプー
・皮膚や被毛を清潔に保つ
ことがおすすめです。
特にマルチーズは被毛が伸びる犬種なので定期的にトリミングにつれていきましょう。
さらに皮膚や被毛が汚れた時にすぐに洗ってあげることも大切です。
ただ1週間に何度もシャンプーをしてしまうと皮膚が乾燥し感染症を引き起こしやすくなるため過剰にケアをすることは控えましょう。
他にもマルチーズのかかりやすい皮膚炎には「流涙症」「涙やけ」があげられます。
流涙症の原因
流涙症は外部からの刺激により涙の量が多くなっているケースと涙の排泄量が下がることによりなっているケースがあります。
外部からの刺激の原因として逆さまつげや目の傷、角膜潰瘍・緑内障などによるものです。
涙の排泄量が下がる原因として鼻涙管閉塞などがあります。
流涙症の症状
・涙やけ
・涙の量の増加
他にも目が傷ついている場合、目を気にして痒がることもあります。
流涙症の治療法
まず原因を取り除く治療を行います。
鼻涙管閉塞が原因の場合は鼻涙管の異常を取りぞくために手術を行うこともあります。
流涙症の治療費
治療には費用は5,000~10,000円程度かかります。
鼻涙管洗浄を行う場合は麻酔をかけるため30,000円程度かかることもあるため治療方針はかかりつけの獣医師と相談しましょう。
流涙症の予防法
予防法として目周りのケアがおすすめです。
逆さまつげや目の病気を発症している場合は動物病院を受診し治療を受けましょう。
自宅でできるケアとして犬が目を気にしないようにケアしていくことです。
清潔なコットンで目周りをきれいにしてあげることやひっかくようであればエリザベスカラーなどを活用しましょう。
涙やけの原因
涙の量が増え常に目周りの皮膚が濡れた状態になることで被毛が変色します。
「鼻涙管閉塞」「涙の量の増加」「目の炎症」などが原因になることがあります。
涙やけの症状
涙の量が増加することにより目周りの皮膚が変色します。
さらに目周りの皮膚の炎症を起こすこともあります。
涙やけの治療法
涙の量が多くなる原因を治療していきます。
「鼻涙管洗浄」「角膜の異物除去」などを行なっていきます。
涙やけの治療費
治療には費用は5,000~10,000円程度かかります。
原因により治療費は異なるためこれ以上かかるケースもあるためかかりつけの獣医師さんと今後の治療方針を決めていきましょう。
涙やけの予防法
予防法として目周りを清潔に保つことがおすすめです。
清潔なコットンなどで目周りを清潔にすることで涙やけを予防することができます。
病気と治療法②:僧帽弁閉鎖不全症
マルチーズのかかりやすい病気には「僧帽弁閉鎖不全症」があります。
僧帽弁閉鎖不全症は心臓の心室と心房を分ける僧帽弁がしっかり閉まらないことにより引き起こされる病気です。
僧帽弁の機能の低下により血液が逆流してしまい心臓に圧がかかります。
その後肺の血管にも圧がかかり肺水腫を引き起こします。
心臓の機能が低下していき全身に血液を十分に送り出すことができなくなり、全身が血液不足になっていきます。
血液不足により血圧が下がり心臓を余計に働かせようとし、そのまま全身が疲弊し臓器不全を併発してしまうこともあります。
僧帽弁閉鎖不全症の原因
僧帽弁に何らかの異常が起こり弁がしっかり閉じることができなくなってしまいます。
遺伝的な要因で引き起こすこともあります。
僧帽弁閉鎖不全症の症状
・咳
・元気食欲の低下
・散歩を嫌がるようになる
・発作を起こす
などの症状がみられます。
体を動かすことを億劫になり進行すると
・チアノーゼ
を引き起こすこともあります。
僧帽弁閉鎖不全症の治療法
治療法として内科治療もしくは外科治療が行われます。
内科治療では進行を遅らせるための薬が投薬されます。
この病気では生涯薬を飲むことになります。
外科治療では手術を行うことになりますが、難易度が高く医療費も高額になります。
僧帽弁閉鎖不全症の治療費
治療費は症状の進行により変わります。
内服薬だけであれば月5,000~7000円程度、入院が必要な場合は月40,000~50,000円程度かかります。
外科手術が必要な場合は何十万円もかかり、手術が可能な動物病院も限られます。
病気と治療法③:白内障
マルチーズのかかりやすい病気には「白内障」があります。
白内障は目の水晶体と呼ばれる部分が白く濁る病気です。
白内障の原因
遺伝や糖尿病、目の病気から併発されることがあります。
さらに老化により起こることもあるためシニア期に入る犬も発症することがあります。
白内障の原因症状
・瞳孔の開き
・物にぶつかる
・つまずく
などの症状がみられるようになります。
視力も低下してしていくため夜間の散歩には注意が必要です。
白内障の治療法
点眼や内服薬を投与する内科治療と外科手術を行う外科治療があります。
点眼や内服薬で白内障を治すことはできませんが進行を遅らせます。
外科治療では水晶体を取り除き人工の眼内レンズを入れる手術を行いますが、専門医で行われることになります。
外科手術は全身麻酔をかけるため麻酔に耐える体力も必要となります。
白内障の治療費
治療費はどの治療を受けるかにより異なります。
内科治療の場合は月3,000~5,000円程度で済むこともありますが、外科治療となると何十万円もかかります。
手術に関しては動物病院や手術の難易度によりさらにに変動があるため手術を希望する場合は見積もりをもらいしっかり相談することをおすすめします。
病気と治療法④:膝蓋骨脱臼(パテラ)
マルチーズのかかりやすい病気には「膝蓋骨脱臼(パテラ)」があります。
膝蓋骨脱臼はひざの膝蓋骨という骨が脱臼することにより発症する病気です。
膝蓋骨脱臼の原因
膝蓋骨脱臼は生まれつき異常がある先天性の場合と事故や外傷などによる後天性の場合があります。
後天性の場合は高い場所から飛びおりることや足に何らかの衝撃が加わることにより引き起こされます。
どちらも膝蓋骨がはまる溝や靭帯、筋肉に何らかの異常があることにより膝蓋骨が脱臼を起こします。
膝蓋骨脱臼の症状
症状は膝蓋骨脱臼に程度により異なります。
グレードⅠ | 基本的に無症状だがまれに症状がみられることがある
外れたとしてもすぐに治るため日常生活にほとんど支障ない |
グレードⅡ | たまに足を浮かせて歩く
足の伸縮により膝蓋骨が元の位置に戻る 日常生活に大きな支障はない |
グレードⅢ | 常に脱臼している状態で足を引きずることがある
整復することは可能 |
グレードⅣ | 常に脱臼している状態で歩けなくなることもある
骨が変形してしまっている 整復することは不可能 |
グレードⅡまでは日常生活に大きな支障がないため犬自身あまり気にせず生活していることも多いです。
しかし脱臼を繰り返すことにより膝蓋骨周辺の関節や靭帯、筋肉に負担をかけ炎症を起こします。
さらに痛めていない足にも大きな負担がかかるためできるだけ早く治療を行うことがおすすめです。
グレードⅣまで進行すると手術で整復することが難しくなってしまうため、
・足を引きずる
・急に鳴いて痛がる
・散歩を嫌がるようになる
などの症状がみられた場合は動物病院を受診しましょう。
膝蓋骨脱臼の治療法
治療法としては内科治療と外科治療があります。
グレードによって望ましい治療法が異なるためかかりつけの獣医師と相談して決めることがおすすめです。
内科治療では内服薬やサプリメントなどを投薬しつつ体重管理や運動制限を行なっていきます。
自宅では治療が落ち着くまでは基本的にケージレストとなります。
外科治療では犬の症状やグレード、骨の構造などにより手術を行います。
膝蓋骨脱臼の治療費
治療費は内科治療か外科治療かで大きく異なります。
内科治療であれば7,000~15,000円程度かかります。
検査が特になければこれより安くなりこともありますが、グレードや症状によっては入院管理が必要になるケースもあります。
入院が必要な場合は30,000~40,000円程度かかってきます。
外科治療では手術だけでなく入院管理も行います。
そのため200,000円~500,000円程度かかります。アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると、パテラの手術の平均費用は22万711円となっています。
手術にかかる金額は膝蓋骨脱臼のグレードや動物病院により異なるため、かかりつけの獣医師と相談して決めることがおすすめです。
見積もりを出してもらった時には追加でどれくらい料金がかかるのかも確認しておきましょう。
病気と治療法⑤:水頭症
マルチーズのかかりやすい病気には「水頭症」があります。
水頭症は脳にある脳脊髄液が異常にたまることで脳を圧迫してしまう病気です。
脳を圧迫することにより脳の構造や機能に障害を引き起こします。
水頭症の原因
水頭症はほとんどが先天性疾患です。
発症しやすい犬種などは判明していますが、遺伝的な要因があるかどうかはまだわかっていません。
後天性では腫瘍や炎症、脳内出血などが原因としてあげられます。
・マルチーズ
・チワワ
・ポメラニアン
・ヨークシャテリア
・ペキニーズ
など
水頭症の症状
・異常行動
・歩けなくなる
・けいれん
・視覚異常
・意識障害
などの症状がみられます。
基本的に神経症状がみられますが、脳のどの部位を圧迫するかにより症状が異なります。
水頭症の治療法
治療法は内科治療もしくは外科治療があります。
内科治療ではステロイド投薬、利尿剤などを投与し、脳脊髄液の産生をおさえ脳内の圧力を低下させていきます。
外科治療では脳内の脳脊髄液を腹腔に排出するためのチューブを設置する手術を行います。
内科治療で症状が改善されない場合や抑えることができなくなった場合に行われます。
ただ外科治療は犬の症状や状態、原因によりできない場合もあります。
さらに外科治療は手術が可能な動物病院が限られているため、犬の異常行動がみられるようになった時は早めに受診することをおすすめします。
水頭症の治療費
治療費は内科治療か外科治療かで大きく異なります。
内科治療では10,000~20,000円程度かかり、検査が多くなればさらにかかります。
手術となると難易度も高いため数十万円はかかり、動物病院によっては百万円単位でかかる可能性もあります。
金額は一概にはいえないため、獣医師としっかり相談して決めることをおすすめします。
マルチーズを長生きさせる5つのコツ・飼い方を解説!
犬と少しでも長く過ごすためには長生きしてもらわなければいいけません。
しかし「これをやれば長生きする」というものはありません。
犬が健康的に生きるためのサポートをしてあげることがおすすめです。
ここでは「マルチーズを長生きさせる5つのコツ・飼い方」についてご紹介します。
長生きのコツ①:適切な食事生活
マルチーズが長生きするためのコツとして「適切な食事生活」を整えることが望ましいです。
犬が生きるためにはタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどのたくさんの栄養が必要となります。
その中でも特にタンパク質は重要で体や心臓などの臓器、皮膚や被毛などの作るための栄養素です。
犬の食事は「高タンパク質低炭水化物食」が望ましいため主要原材料にタンパク質が使われている食事を選びましょう。
他にも「人工添加物不使用」「アレルゲン除去」などに配慮したフードもおすすめです。
涙やけは食物アレルギーから発症することもあるため、涙やけが治らない場合ごはんの変更を検討してみるといいかもしれません。
長生きのコツ②:散歩で適度な運動量
マルチーズが長生きするためのコツとして「散歩で適度な運動量」を確保することが望ましいです。
犬にとって体を動かすための散歩は肉体的にも精神的にも大切なものです。
小型犬にはあまり散歩は必要ないという方もいますが、散歩をすることにより足腰をしっかり鍛えることができます。
犬にとって足や腰の筋肉はとても大切で長寿を目指すのであれば1日でも長く散歩に連れ出すことが望ましいです。
散歩の時間は1日30~1時間半程度にしましょう。
1日2回に分けることで犬も疲れにくくなります。
しかし、何時間も運動させるのは逆効果です。さらに犬の体調によって散歩の時間は調節してあげましょう。
長生きのコツ③:予防接種
マルチーズが長生きするためのコツとして「予防接種」が望ましいです。
狂犬病予防注射は犬を飼育している飼い主さんの義務ですが、混合ワクチン接種は任意となります。
任意のワクチンなため接種を渋る飼い主さんもいるかも知れませんが、混合ワクチンは日本にある病気を予防するためのワクチンです。
そのためワクチン接種を怠ることでその病気を発症し犬の命に関わる可能性があります。
犬の健康維持のためにも1年に1度混合ワクチンを接種することをおすすめします。
トリミングサロン、ドッグランやドッグカフェなどの犬が利用できる施設では狂犬病予防接種と混合ワクチン接種、ノミ・ダニ予防などを必須としている場所も多いです。
接種を怠るとさまざまな施設を利用することができなくなることもあります。
長生きのコツ④:定期的な健康診断で早期発見
マルチーズが長生きするためのコツとして「定期的な健康診断で早期発見」が望ましいです。
犬は生きていると病気になることがあります。
中には病気知らずで寿命を迎えるケースもありますが、長生きさせるためには病気と向き合うことが大切になります。
犬は幼犬でも成犬でも病気になることがあります。
そのため「まだ若いから大丈夫」と過信せずに定期的に動物病院を受診することをおすすめします。
動物病院ではかかりつけの獣医師さんと相談し健康診断を受けることができます。
さらに動物病院を受診することで病気の早期発見につなげることも可能です。
長生きのコツ⑤:ストレスを感じさせない、適度なスキンシップ
マルチーズが長生きするためのコツとして「ストレスを感じさせない」ことが望ましいです。
犬が健康に生活するためにはストレスは不要なものです。
できるだけストレスを溜めないように生活を送ることが理想です。
ストレスを感じさせたいためには
・良質な睡眠
・十分な運動量
・過度なスキンシップを避ける
【マルチーズの保険】ペット保険の選び方のポイント
ここではマルチーズに合ったペット保険の選び方とポイントについて解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
マルチーズのペット保険の選び方のポイント
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
・水頭症とてんかん
・涙やけ②てんかんや心臓病に手厚い補償がされるか
・加入後に発見された先天性・遺伝性疾患を補償するかどうか
・更新時に「特定の傷病や部位を補償の対象外とすることがない」かどうか③通院・入院・手術を補償するペット保険の中でも手術は他社より手厚いか
選ぶポイント①マルチーズのなりやすい病気が補償されるか確認しよう
上記に記載しているマルチーズがなりやすい病気のうち、ペット保険会社によっては補償されない病気や傷病がいくつか存在します。
マルチーズのためを思うなら、これらの病気が補償されるペット保険を選ぶのが無難です。
特にパテラは要注意です。アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によるパテラの手術の平均費用は22万711円となっており、高額な治療費になる可能性が高いです。
【マルチーズのなりやすい病気のうち補償の対象かどうか注意すべき病気】
・てんかん
・涙やけ
選ぶポイント②加入後の発症した先天性疾患や更新時の対応に注意
マルチーズはてんかんや水頭症の脳関連の病気になる可能性が高く、先天的なものである可能性も決して低いわけではありません。
また、僧帽弁閉鎖不全症等の心臓病にかかりやすく、上記のてんかんも含めて、完治させることが難しい病気や疾患にもなりやすいです。
そのためマルチーズのためにペット保険を選ぶのであれば下記の項目にも注意しましょう。
・更新時に「特定の傷病や部位を補償の対象外とすることがない」かどうか
選ぶポイント③通院・手術・入院を補償するペット保険の中でも手術に手厚い保険がおすすめ
・日額制限がないペット保険
のいずれかを選ぶことをおススメします。
先ほどパテラの平均手術費用は約22万円とお伝えしましたが、補償割合70%の保険であれば15万4千円まで補償されないと損したように感じます。
しかし、多くの保険会社・プランが手術の1回あたりの上限金額を10万~14万程度で設定しています。
ちなみに、フルカバー型の中で手術補償の最大金額(回)はアイペットと楽天ペット保険の15万円です。
日額制限が無いタイプのペット保険も手術補償に強いといえるのですが、その理由については下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
マルチーズにおすすめのペット保険をご紹介!
最後に今回ペット保険アドバイザーではマルチーズにおすすめのペット保険を2社ご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明したマルチーズのペット保険の選び方ポイントや条件をすべて満たしているからです。
一部PS保険は手術の補償金額が1回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険補償内容重視であれば楽天ペット保険を選ぶことをおすすめします。
メリット | デメリット | |
・複数回通院にも強い ・手術は一回当たり最大15万円まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い | |
保険料が安い | ・1つの病気に対しての限度額・回数があり (更新時にリセットされない) ・手術は一回当たり最大10万円まで |
更新時に条件を付けることはありません。
お申込時の条件で継続いただけます。
更新後は更新時におけるペットの満年齢の保険料が適用になります。
商品改定等により保険料、補償内容等が変更となる場合があります。その際は更新前にご案内いたします。
引用:よくある質問
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
ペット保険は必要?
マルチーズのなりやすい病気は?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【マルチーズの平均年齢とは?長生きさせるコツ】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・マルチーズの平均寿命
・マルチーズのかかりやすい病気や治療法