やってはいけない猫の飼い方の一つに外飼いがあります。室内飼いの猫はストレスも少なく、病気や事故にあう可能性も低くなり安全です。猫を初めて飼う初心者の注意点も解説しています。
猫は犬ほど手がかからず飼いやすいといわれています。
そんな猫にもやってはいけない飼い方というものがあります。
この記事では
・猫を飼うときのポイント
・猫を飼うときに必要なもの
・猫の上手な飼い方
について解説します。
最後までお読みいただければ、「理想の猫に出会う方法」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。
猫との暮らしをはじめよう!
猫との生活はどんなに癒されるか想像すると思わず口元が緩んでしまいます。
猫は犬のように散歩を必要とせず、手がかからないイメージも強いでしょう。
ただし猫も生き物のため、猫の生態を何も知らずに飼い始めるのはおすすめできません。
事前にしっかりと情報を集めてから飼うことを検討してください。
猫ってどんな生き物?
猫の祖先は砂漠にすむリビアヤマネコであるといわれています。
群れを作って行動する犬と違い、猫は単独で狩りをして生きてきました。
そのため一人でいることは得意です。留守番も多くの猫が上手にできます。
甘えてきたと思ったら急に素っ気ない態度をとるなど人に依存しないことがほとんどです。
そのことも犬に比べると手がかかりにくいといわれる所以でしょう。
猫は夜行性
猫は基本的には夜行性です。日中は寝ていて夜になってから活発に動き回ることも多いです。
ただし猫の多頭飼育だと夜中に追いかけっこが始まりますが、単体だと飼い主と一緒に朝までぐっすり眠る子もいます。
生活環境によって違いが出るところです。
マーキングをすることも
猫は縄張り意識が強い動物です。そのためマーキングの習慣があります。マーキングとは 縄張りを誇示する行為のひとつで、しっぽを垂直にピンと上に上げ振るわせながら壁などに向かって尿をかける行為の事。
特に発情期に多くみられる行動です。
マーキングは避妊・去勢手術をすればなくなるといわれています。
ただし手術が遅れてマーキングされてしまった場合、手術後でもにおいがある場所におしっこをし続けることがあります。
室内飼いの猫は自由がなくてかわいそう?
猫はよく「外で自由にさせていないとかわいそう」だといわれます。
しかし室内飼育の猫は部屋に自分のテリトリーを作ります。
むしろテリトリーがある家の中で放し飼いにさせているほうが安心して過ごせます。
心配される運動不足は
・飼い主さんと遊ぶ
・おもちゃを追いかける
・キャットタワーなど高いところに登る
ことができれば解消できます。
さらに室外は猫にとって危険がたくさんです。
猫にとって危険なもの
・車との接触事故
・ほかの猫とのケンカ
・病気や寄生虫などの感染症
・望まれない妊娠
これらは猫を室内で飼育すれば避けることができます。
また完全室内猫と外飼いの猫の平均寿命は大きく異なります。
これから飼育する猫を長生きさせるためにも完全室内飼育をおすすめします。
猫と出会うには?
猫と出会うためには
・ペットショップやブリーダー直販で購入
・動物保護施設や動物愛護団体、ネットの掲示板などで譲ってもらう
方法があります。
ペットショップやブリーダー直販
ペットショップ以外の猫の買い方ではブリーダー直販があり、ブリーダーから直接購入することもできます。
ペットショップやブリーダーで猫を購入するメリット
ペットショップやブリーダーで猫を購入する一番のメリットは
純血種の猫に出会える
ことでしょう。
純血種であることから
・成猫になったときの大まかなサイズ
・特定種の特徴的な性格
・将来注意すべき疾患
などがわかります。
ほかにもペットショップやブリーダーから飼育する際のアドバイスを受けることができます。
また、ペットショップだと子猫をお迎えするために必要なものを店員さんに聞きながら揃えることができるため、買い忘れの心配がありません。
ペットショップやブリーダーで猫を購入するデメリット
デメリットは
猫そのものにお金がかかる
ということです。
できるだけ出費を少なくしたいという人にはおすすめできません。
譲渡猫などの里親になる
猫を譲り受ける方法として
・動物保護施設や動物愛護団体
・ネットの掲示板
・友人や知人から譲ってもらう
などがあります。
猫種にこだわりがない人向けです。
メリット
主なメリットとして
・費用を抑えられる
・成猫であれば性格や特徴がわかる
・猫を救うことができる
があげられます。
費用を抑えられるという点で里親を検討する人も多いでしょう。
また譲渡会などに参加すると成猫を見かけることもありますが、実は初心者こそ成猫のお迎えをおすすめします。
成猫をお迎えするメリット
- 本来持っている性格がわかる
- 健康状態がわかる
- お迎えしてすぐに留守番ができる
- 理解力が高い
- 行動が落ち着いている
共働きの家庭で一番問題になるのが猫の留守番です。
月齢が低い子猫ほどご飯の回数や一人になるストレスの問題ですぐに留守番はさせられません。
ちょっと体調を崩しただけでも命に関わってきてしまうため目を離すことができないのです。
一方成猫になると一日の大半は寝て過ごすため留守番には適しています。
・身体も大人になっているので体調も安定してる
・持病がわかっていれば対処法もわかる
・子猫ほどいたずらをしない
ので安心して出かけられます。
デメリット
デメリットとしては
病気に感染している可能性がある
ことがあげられます。
友人や知人からお迎えするなど、猫の身元が分かれば感染の可能性は低くなるでしょう。
保護猫になるともともと捨て猫や野良猫であるため、特に寄生虫に感染しているケースがみられます。
里親としてお迎えしたら早めに健康診断を受けることをおすすめします。
また施設での譲渡は避妊・去勢の条件が付いている場合があります。事前に確認しておくとよいですね。
飼う前に確認しておきたいポイント
猫は犬ほど鳴き声が大きくありません。
そのため初めて猫を飼うという人は「猫は静かな生き物」だと思っていることでしょう。
確かに犬ほど声は響きませんが
発情期は夜中だろうが構わず鳴きわめき
ます。
発情期特有の鳴き声対策としては避妊・去勢を行うことが有効です。
また猫種によっては声がよくとおることもあり、まれにこれが原因でショップに返品されることもあります。
生きている以上何らかの鳴き声を耳にすることは覚えておかなければいけません。
それと同時に猫を飼う前に確認しておきたいポイントがあります。
完全室内飼育ができる環境であること
先述したように猫は完全室内で安心して飼育することができます。
さらに近隣トラブルも防ぐことができます。
代表的な近隣トラブル
・猫は砂地に用を足す習性があるため花壇やお庭を荒らしてしまう
・発情期の鳴き声やケンカなどの騒音
加えて室内で猫を飼育する際には、エアコンで室内の温度を適温にしておく必要があります。
【猫の適温】
・夏は約26~28度
・冬は約20~23度
猫は人間ほど暑がりでもなく寒がりでもありませんが、猫の快適温度が保てる環境であることが重要です。
終生飼育ができるか
猫は案外長生きする動物です。健康な猫だと20年以上生きる場合もあります。
長い間面倒を見続ける覚悟を持つことが重要です。
猫が生きている間は食事の世話や排泄物の片づけなど、当然面倒を見続けなければいけません。
また費用面でも余裕を持っておく必要があります。
食費やグッズだけでなく
・予防接種ワクチン
・病気になったときの治療費
のことも考えておきましょう。
猫をはじめて飼うときに必要なものは?
猫グッズを揃える瞬間はとてもワクワクします。
猫をお迎えする前に準備忘れがないようにしておきましょう。
トイレ・猫砂
最近ではトイレ、猫砂ともに多くの種類が販売されていてどれがいいか迷ってしまいます。
トイレで大事なのはサイズと設置場所、そして設置数です。
それぞれ
【トイレの大きさ】
体の1.5~2倍程の物
【設置場所】
人があまり通らず食事スペースから離れている場所
【設置数】
猫の頭数+1個
が理想です。
猫砂は愛猫の好みのほかに
・掃除がしやすいもの
・処理がしやすいもの
・臭いがしにくいもの
で選ぶといいでしょう。
これらを理解したうえでトイレや猫砂の種類とメリット・デメリットを解説していきます。
猫のトイレには6種類あります。
・オープンタイプ
・ハーフカバータイプ
・ドームタイプ
・システムトイレ
・上から入るタイプ
・自動タイプ
オープンタイプ
一般的に多くみられる、底が浅い箱型で左右や上が開いているタイプのトイレです。
<メリット>
猫のトイレの中では一番安価。砂交換がしやすく作りが簡易的であるため水洗いも簡単。猫の便も確認しやすい。
<デメリット>
猫砂が外に飛び散りやすい。ふたがないため排せつ物が臭いやすい。猫が足を引っ掛けて倒してしまうことがある。
ハーフカバータイプ
ハーフドームタイプとも呼ばれます。オープンタイプより壁が高い形のトイレです。
<メリット>
オープンタイプより猫砂が飛び散りにくい。カバーが外せるタイプであれば掃除や水洗いも楽にできる。
<デメリット>
猫が砂を掘る方向によっては多少砂が飛び散ってしまうことがある。オープンタイプ同様、排泄物が臭いやすい。
ドームタイプ
屋根付きタイプのトイレです。キャリーのような形で、猫が出入りできる小さな穴が開いています。
<メリット>
猫砂の飛び散りを防ぐことができ、室内に臭いが広がりにくい。屋根で囲われていることから猫が安心して排泄することができる。
<デメリット>
排泄物の確認がしにくく掃除の手間がかかる。猫砂の種類によっては中で砂が舞い上がりやすい。
システムトイレ
上段にすのこ、下段にトレーが設置されているタイプのトイレです。すのこ部分にシステムトイレ専用の猫砂を入れ、トレーにはトイレシートを敷きます。ハーフカバータイプ、ドームタイプ両方の形があります。
<メリット>
消臭力に優れているものが多い。おしっこは下のシートに吸収されるためうんちを取り除くだけでよく、掃除の手間が減る。
<デメリット>
おしっこの回数や量が把握できない。専用の猫砂を購入する必要がある。
上から入るタイプ
ドームタイプと同じく入り口以外が壁や屋根でおおわれている形のトイレです。違いは入り口が上にあるところで、屋根部分も乗りやすいように平らな形になっています。
<メリット>
猫砂の飛び散りや臭いの拡散を防ぎ、室内を汚さない。
部屋のインテリアになじむようなデザイン性の高い商品もある。
<デメリット>
排泄物の確認がしにくく掃除の手間がかかる。猫砂の種類によっては中で砂が舞い上がりやすい。
慣れないうちは猫が中に入ることを嫌がり、トイレを使ってくれないことがある。
自動タイプ
猫砂の交換や掃除を自動で処理してくれるハイテクなトイレです。長時間家を空けがちな一人暮らしでも常にトイレをキレイに保つことができます。
<メリット>
猫砂の交換や掃除の必要がない。排泄物の臭いを軽減できる。
<デメリット>
今までのトイレの中で一番高価。電気コードの接続のため設置場所を選ぶ。排泄物の確認がしにくい。猫が慣れるまでに時間がかかる可能性がある。
猫砂の素材
猫砂の素材には
・鉱物
・木材
・紙
・おから
・シリカゲル
があります。
【鉱物】
別名ベントナイトと呼ばれ、猫砂としては古くから使われてきたポピュラーな材質です。土や砂といった自然環境に近い素材です。
<メリット>
猫が穴掘り、砂かけがしやすく排泄物が確認しやすい。比較的安価に購入できる。
<デメリット>
重量があるために運搬が大変。燃えるゴミに出せないため排泄後の処理に手間がかかる。砂が舞い上がりやすい。最近では猫に対する健康被害が問題視されている。
【木材】
ヒノキのおがくずなどを材料とした自然由来の猫砂です。吸水力が高く香りがいいのが特徴です。
<メリット>
軽く持ち運びしやすく長毛種でも毛に付着しない。燃えるゴミに出せるので処理が楽。
<デメリット>
粉になりやすくトイレの底にたまったりホコリが立ちやすい。軽いため飛び散りやすい。
【紙】
パルプや再生パルプを材料とした猫砂で吸水力に優れています。商品によっては、そのままトイレに流してOKの溶けるタイプもあります。
<メリット>
軽量で持ち運びしやすい。トイレに流せたり燃えるごみとして出せるため処理がしやすい。毛につきにくく排泄物を目視しやすい。
<デメリット>
軽いため周囲に飛び散りやすい。排泄後固まってもバラけやすい。
【おから】
食品のおからを原料とした猫砂。トイレに流せるタイプのものもあり初心者でも扱いやすいのが特徴です。
<メリット>
猫や子どもが誤って口に入れても安全。家庭ごみとして処理できる。
<デメリット>
猫が食べてしまうことがある。雑菌が増えやすくカビが生えてしまうため、排泄後はこまめな処理が必要。湿気を含みやすい。
【シリカゲル】
固まらないタイプが主流で、ほとんどがシステムトイレ用です。
<メリット>
乾燥剤などに使われるシリカゲル製なので吸水性に優れ、抗菌性、消臭性も高い。
<デメリット>
水分を固めず通してしまうためシステムトイレにしか使えない。ほかの猫砂に比べて少し高価。
食器
猫の食器はフード用と給水用の2種類必要です。
食器を選ぶポイントは
・食器の大きさ
・素材
・安定感
・高さ
があげられます。
食器の大きさの目安として
・幅が広め
・深さは首を伸ばしすぎなくていいもの
を選ぶようにしましょう。
幅は食器に顔を入れた際、ヒゲがフチに当たらない程度の大きさが最適です。
また食事や給水がしやすいように、食器は高さがあるものを選びます。
正しい姿勢
・猫の頭が胃よりも下がっていないこと
・首が床と平行になっていること
高さを出すことで吐き戻しや関節の負担を軽減することができます。
高さがある食器や専用の台などを利用して、猫にちょうどいい高さを見つけましょう。
「あごニキビ」がある猫には陶器製がおすすめ
「あごニキビ」と呼ばれる、あごに黒いぶつぶつができた状態になる猫がいます。あごニキビとは 挫瘡(ざそう)という肌の疾患で、猫のあごにある皮脂腺に皮脂や汚れがたまったもの。主にあごや口周りにもできることがある。
原因は様々ですが、その中の一つに食器に繁殖した雑菌があげられます。
プラスチックやステンレスと比べると、陶器は雑菌が繁殖しにくいという特徴があります。
あごニキビを心配するようなら陶器製の食器を検討しましょう。
さらに陶器製は重さがあるため、食事や給水中も動かず安定します。
多少高価にはなるものの、長期的に使用するものと考えると陶器製の食器をおすすめします。
爪とぎ
猫にとっては爪とぎをするという行為もマーキングの一種です。
室内の家具や壁、柱などを引っ掻いて傷付けられてしまうことを緩和するためにも、爪とぎを用意しておきましょう。
爪とぎの素材は
・麻縄
・段ボール
・カーペット
とさまざまです。
一般的によく見られるのは段ボール素材です。
ほとんどの猫は嫌がらず安価なため、初めてで迷うようなら段ボールを選ぶといいでしょう。
形は
・立って爪とぎができるポール型
・くつろぎながらバリバリととげるソファ型
・シンプルな平置き型
・爪とぎ部分が凝縮されたボウル型
などがあります。
形は猫の好みが最も分かれるところです。
爪とぎは使い続けるうちボロボロになるので、いろいろ試してみて愛猫の好みの素材と形を見つけましょう。
猫は爪とぎをするから爪切りは必要ない?
「爪を研ぐ」と聞くと「猫の爪は切る必要はないんじゃないか」と考えてしまいます。
しかし飼育下では猫の爪切りは必要です。
実は猫が爪を研ぐのは、短くするためではなく
爪を鋭くするため
なんです。
猫がバリバリと爪を研ぐことで古い爪が剥がれます。
新しい爪は鋭くとがっていて、野生の猫はこの鋭い爪で獲物を仕留めます。
野生だと木に登ったり歩き回ったりすることで爪が短くなるのですが、飼育下では伸びっぱなしです。
爪を切らないと飼い主さんがケガをする危険があります。
それだけでなく、
・猫自身も伸びた爪が巻いて肉球に刺さる
・痒い所を掻いたときに傷を作る
恐れがあります。
このことから猫に爪切りが必要なことがわかります。
トリミングサロンや動物病院でも猫の爪を切ってもらうことができますが、自宅で行う予定であれば爪切りの準備も忘れないようにしましょう。
猫の爪切りを家でするには?必要性や手順・コツ・暴れ対策も解説!
ベッド
必ず必要なものではありませんが、くつろげるスペースとしてあるといいでしょう。
ただしどんなにフワフワで高価なベッドであろうと、猫が気に入る場所になければ使わない可能性が高くなります。
ベッドを置くポイントとして
・薄暗く静かな場所
・高い場所
・飼い主さんのそば
だと自然に使うようになるでしょう。
また
・夏なら涼しい日陰や風通しがいい場所
・冬なら暖かい日差しが入る場所
など季節によって場所を変えるのもおすすめです。
おもちゃ
おもちゃは
・ストレス発散
・運動不足解消
・飼い主さんとのコミュニケーション方法
のために必要なものです。
おもちゃには
・猫じゃらしのような棒状で飼い主が動かして猫の興味を引くタイプ
・投げたり転がしたりできるボールタイプ
・羽根やおもちゃのネズミが付いている電動タイプ
などがあります。
多くの猫は特に棒の先端を追いかけるのが大好きです。
もしおもちゃが壊れても、棒の先端を床に押さえつけて動かすと猫は追いかけます。
猫はすぐにおもちゃを壊してしまうため、ほとんどの種類を制覇してしまったというときには試してみてくださいね。
おもちゃの誤飲事故に注意
おもちゃで遊ぶことは猫にとって狩猟本能のひとつです。そのため狩ったら口に入れます。
口に入れたおもちゃをそのまま飲み込んでしまう誤飲事故が猫に多く発生しています。
中には飲み込んだおもちゃが腸を通ることができずに詰まる「腸閉塞」を引きことすことがあります。
特にひも状のものは腸に絡まりやすく非常に危険です。
【おもちゃで遊ぶときの注意点】
・おもちゃはできるだけ飼い主さんの目の前で遊ばせる
・おもちゃや特にひも状のものを飲み込んだら迷わず動物病院へ
おもちゃを飲み込まないよう注意して楽しく遊びましょう。
【猫の腸閉塞】誤飲には要注意!手術費用や症状についても解説!
ブラシ
猫は自分の体をなめて毛づくろいをします。
その際毛を飲み込んでしまい、胃のなかで毛玉となるため吐き出すといった動作を自然と行います。
しかし飲み込んだ毛は消化不良や腸閉塞の原因となるため、抜け毛を減らすためにブラッシングが必要です。
【ブラッシングの頻度とブラシの種類】
毛の長さ | ブラシの種類 | 頻度 |
短毛種 | ラバーブラシ | 数日間に一度 |
長毛種 | ピンブラシやスリッカーブラシ | なるべく毎日 |
毛が長くもつれやすい長毛種はできるだけ毎日ブラッシングを行いましょう。
毎日行うものなので一度に全身をブラッシングしてあげる必要はありません。
今日は背中、明日は脇の下というように、毎日少しずつ全身のブラッシングが重要です。
また毛玉ができやすい場所は重点的にブラッシングを行いましょう。
毛玉ができやすいポイント
・お腹
・脇の下
・足の内側
・しっぽの付け根
・耳の裏
この場所も毎日少しづつブラッシングをしてあげると猫に負担がかかりませんね。
ケージ
子猫や新しいおうちに迎え入れたばかりの猫は、動き回れるスペースが広いと遊び疲れてしまう場合があります。
休ませるためのケージがあるといいでしょう。
猫は高さがあるほうが落ち着くため、2~3段タイプがおすすめです。
室内で放し飼いにする予定でも、ケージは準備しておくととても役立ちます。
【ケージがあると便利な理由】
・目を離すときの安全確保
・猫にとって安心できる場所
・体調不良時の休憩スペース
・複数飼育の時に
・ホテルなど預ける際のケージ慣れ
目を離すときの安全確保
ケージを最も必要と感じるのはこの瞬間でしょう。
留守番で目を離す際に
人用の薬や細かいアクセサリーなどの誤食・誤飲を防ぐ
ことができます。
日常的にも、人用のおかずを食卓に置いたときなど目を離した瞬間に食べられることが多くあります。
食いしん坊なイメージがあまりない猫ですが、肉や魚には目がありません。
おかずの中に玉ねぎなど中毒症状を起こすものが入っていたらと考えると、対策をしなければいけない場合もあります。
そんな時にはケージがあるととても便利です。
ほかにも掃除をするために窓や扉を開けたいときにもケージが活躍します。
猫にとって安心できる場所
風通しの良い部屋のコーナーにケージを置き、落ち着く環境を作ると猫も安心します。
猫は縄張り意識が強い動物です。
・寝る場所
・食事場所
など、安心できる自分の場所を作ってあげることが大切です。
食事はケージの中で行うようにすると自分の縄張りにしやすいでしょう。
逆に
・キッチンや階段の近く
・テレビの近く
など、人が出入りする場所や騒がしい場所は避けるようにしてください。
また来客が苦手な猫の場合、ケージという安心できる避難場所があるとストレスも緩和されるでしょう。
体調不良時の休憩スペース
活発な猫でも、体調不良時や手術の後など運動を控えた方が良い期間もあります。
若い時期に行う手術には避妊手術があります。
去勢手術の傷は小さくて済みますが、避妊手術はお腹を切るため、安静にしていないと傷が開くこともあります。
そのようなときのためにもケージの中で安心して過ごせる習慣がついていると、猫にとってストレスなく安静にすることができます。
複数飼育の時に
すでに猫を飼っていて新しい猫をお迎えするときには、ケージに入れたまま対面して徐々に慣れさせていくのが一般的です。
いきなり同じ空間で過ごさせるのは先住猫とトラブルが起きる可能性が高いからです。
また猫同士がお互いの存在に慣れた後でも、おのおのケージの中で食事を食べさせるケースがあります。
・それぞれの年齢や体調に合った食事内容にしたいとき
・食べた量を把握しておきたいとき
には、見合った数のケージが必要になります。
特に療法食を使用している猫の場合には食べた量を知っておく必要があるため、各ケージに分けて食事を取らせましょう。
先住猫のストレスを最小限にするためには?新入り猫との飼い方の工夫
ホテルなど預ける際のケージ慣れ
いざというときのためにケージ慣れしておくことをおすすめします。
例えば
・旅行などでペットホテルに預ける場合
・動物病院で入院する場合
には、ケージに入ることになります。
ケージ慣れしておくことで預ける機会があったときのストレスが軽減します。
ケージ慣れしていない猫だとホテル滞在中
・ご飯を食べない
・便をしない
ことがあります。
長期の旅行でホテルに預けている場合だと猫が体調を崩す恐れもあるため、慣れさせておく必要があります。
キャリーバッグ
猫を動物病院に連れて行く時など、移動の時に重宝します。
素材は
・プラスチック製
・布製
とあり、プラスチックのものは固く丈夫です。
上が開くタイプもあり猫を出し入れしやすいでしょう。
布製だとプラスチックよりも柔らかく安定感に欠けるため、猫は落ち着かない可能性があります。
一方で布製はデザインに富んでいて
・トートバッグ型
・リュック型
・スリング型
などがあります。
最近人気のリュック型には布製のほかにプラスチック製もあり、体の前で背負えるタイプだと愛猫の顔を見ることができます。
猫の性格やライフスタイルに合わせて選びましょう。
猫の上手な飼い方・しつけ方
猫はもともと単独行動をしていたことからほとんどのことは自分で決めて行動します。
厳しいしつけなどは必要ありませんが、猫との生活をより一層快適にするためのポイントを解説します。
室内を自由に散策させる
猫をお迎えしたばかりのときは、新しい環境に慣れさせるためにも気が済むまで室内を散策させてあげましょう。
安全に散策してもらうためにも
・猫が踏むとケガをしてしまいそうなもの
・口に入れてしまうと危険なもの
・倒れたり落としたりすると困るもの
は片づけておいてください。
また狭い場所にも入りがちなのでできるだけなくしておくと、どこに隠れたかわからなくなるのを防ぐことができます。
糸くずやホコリといったゴミも誤って飲み込んでしまうかもしれません。
できるだけ掃除をして猫にとっても快適な環境を整えましょう。
新しい環境で猫も戸惑っています。
そんなときに執拗に飼い主に構われてしまうと不機嫌になったり、なつかなくなってしまったりすることもあります。
猫はマイペースな動物なので、まず初日はある程度の距離をとって接するようにしましょう。
トイレの場所を教える
猫はトイレの場所を一度教えてあげるだけで本能的に使おうとします。
そわそわして辺りのにおいを嗅いでいるなど排泄の合図らしきものが見られたら、トイレに連れて行ってあげましょう。
もともと使っていた猫砂を分けてもらい、新しい猫砂に分けてもらった猫砂を混ぜる
ことでトイレを覚えやすくなります。
覚えるまでは失敗を覚悟して、何度かトイレまで連れて行ってください。
トイレの数は「頭数+1」が基本です。
1頭で行動範囲が広いようなら
・1階に1つ+2階に1つ
など、できるだけトイレの場所が離れないように設置しましょう。
爪とぎの場所を教える
猫は爪をとぐ習性があります。
早いうちから爪とぎの場所も教えてあげると、室内を引っ掻いて傷付けることが減るでしょう。
爪とぎのタイミングは主に
・寝起き
・遊びの最中など興奮して落ち着きたいとき
・イライラした時
です。
そのためいろいろな場所に設置しておくと使いたいときに使えます。
種類を多く準備しておくと猫の好みが見つかりますよ。
最初は爪とぎに猫の足を軽くこすり付けると、自分のにおいがするため使ってくれる可能性が高まります。
たくさん遊ぶ
狩猟本能を持つ猫を満足させてあげるためにも、おもちゃを上手に活用して存分に遊んであげましょう。
獲物の動きを意識して動かすと猫の興味をそそります。
猫は弱ったところを仕留めにかかるので、「おもちゃの動きを数秒止めて素早く動かす」を繰り返すと本能がくすぐられます。
また遊び足りないと飼い主の手や足を噛んだり引っ掻いたりするケースもあります。
猫は犬と違い、叱ったり叩いたりすると
・逆に興奮してますます攻撃的になる
・なついてくれなくなる
ことがあります。
やめてほしい場合は
・噛まれた時に痛いなどの声をあげる
・猫の口に手を押し付ける
・おもちゃなどで代用する
などが有効です。
キャリーバッグに慣れさせる
普段からキャリーバッグに慣れておけば、急に動物病院へ連れて行く際にも役立ちます。
慣れてもらうには
キャリーバッグのふたや上部を開けたまま室内に置いておき、気が向いたときに入れる状態
にしておきます。
遊びながらキャリーバッグに誘導したり、おやつをキャリーバッグの中であげてもいいでしょう。
猫は狭いところを好む習性があるため、興味を持てば自然と入ってくれます。
キャリーバッグに慣れていないと入れて移動が必要な時、キャリーバッグを見ただけで逃げてしまいます。
確保できないこともあり、そうなると移動が不可能です。
キャリーバッグは怖いものではないことを猫に理解してもらうことが重要です。
健康管理も大切
猫を飼いはじめるときには、元気だとしても動物病院で健康診断を受けてください。
健康診断では
・鼻水、クシャミ、目やにの有無
・栄養状態
・熱の有無
・歯の状態
・元気、食欲の有無
・下痢や嘔吐をしていないか
などを確認してもらえます。
保護猫だと
・猫白血病ウイルス感染症
・猫免疫不全ウイルス感染症
・皮膚の状態やノミダニなど皮膚感染症
・耳の汚れや耳ダニ
の検査までしてもらうとより安心です。
ワクチン接種や避妊・去勢手術の必要性
ワクチン接種は重篤な病気を防ぐために必要です。
また子供を設ける予定がなければ避妊や去勢手術も検討しておきましょう。
猫はマーキングの一つとして自分のテリトリーに尿をかけたり、発情して鳴き声が大きくなります。
発情期の鳴き声は特に大きく、マーキングは布団や柱などしてほしくないところにされることがほとんどです。
これらの行為は避妊・去勢によって緩和される場合が多くあります。
また避妊・去勢手術をしておくことによって
・メスでは子宮蓄膿症
・オスでは精巣腫瘍や前立腺肥大
など将来かかる可能性がある病気を防いでくれます。
気持ちよく長く一緒に生活するためにも避妊・去勢は考えておくべきです。
歯磨きに慣れさせておく
歯磨きは、口腔内に発生するさまざまな病気の予防を目的として行うものです。
猫は特に歯周病にかかりやすく、
3才を過ぎた猫の8割以上が歯周病にかかっている
と言われています。
歯周病は重症化するとあごの骨を溶かしてしまい、最悪死に至らしめる恐ろしい病気です。
最初から歯磨きは難しいため、口の周りから触ることに慣れていきましょう。
歯にも触らせてくれるようになったら歯磨きを行います。
徐々に歯磨きをさせてくれるようになると歯周病を防ぐことができます。
猫におすすめのペット保険は?
ここでは猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。
猫のペット保険加入の選び方のポイント
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。
また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。
特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。
猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気
・歯科治療(歯周病等)
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ
猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、猫には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのため猫にはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。
例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。
【通院治療費】
・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回
参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?」
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)
ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
猫がなりやすい「腎臓病」や「泌尿器間疾患」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。
加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
猫におすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。
ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額
メリット | デメリット | |
・歯科治療も補償 ・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯 ・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン) | 保険料が高い 保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり |
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保ぷち」「どうぶつ健保しにあ」
アニコム損保では、ご家庭の予算やライフスタイルに合わせて最適な保険プランが選べます。「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は通院・入院・手術をフルカバーしてくれるプランです。「どうぶつ健保ぷち」は入院と手術をカバーしてくれるプランで、ふぁみりぃの約1/3の保険料で加入することができます。「どうぶつ健保しにあ」は8歳以上から加入ができ、加入年齢の上限が無く、入院・手術の診療費を補償するプランとなっています。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
高齢でも入れるペット保険一覧!シニアペットの病気や治療費も紹介!
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
高齢でも入れるペット保険一覧!シニアペットの病気や治療費も紹介!
よくある質問
猫はオスとメス、色の違いで性格に差が出ますか?
性別や毛色の違いで差があるといわれています。
主にオスは「好奇心旺盛で甘えん坊」、メスは「クールで慎重」な子が多くみられます。
毛色では黒っぽい色が多いほど「穏やかでマイペース」、白が強いほど「警戒心が強く賢い」傾向があります。
個体差があるため必ずこうとは言い切れませんが、猫を飼う際の参考にしてください。
猫を飼うにあたって大切なこととは何ですか?
猫だけに限らずペットを飼うということは「一生涯育てていく」覚悟が必要です。
ペットは私たちに命を預けているという自覚を持つことが大切だと考えます。
単調なお世話だけでなく、動物たちが健康で幸せな一生を送るための努力を惜しんではいけません。
猫を飼う前に「猫に適切な生活環境にできるのか」「病気になったら適切な治療を行えるか」など考えたうえでお迎えしましょう。
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【それはやってはいけない!猫の飼い方で室内はかわいそう?】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・猫を飼うときのポイント
・猫を飼うときに必要なもの
・猫の上手な飼い方
について解説してきました。
猫は確かに飼いやすいのですが、当然健康管理も必要です。
猫の生活の質を安定させられるか考えたうえで、お迎えを検討してくださいね。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。