【ペット保険のプロ監修】犬におすすめのペット保険を7社比較!選び方のポイントも詳しく解説
2024年1月19日
この記事では
・各ペット保険の特徴やメリット/デメリット
・ペット保険の選び方のポイント
・ペット保険の用語
・ペット保険についてのよくある質問
ペットメディカルサポート|PS保険
ペットメディカルサポートのPS保険は、安い保険料で手厚い補償を受けられるペット保険です。
「2023年 オリコン顧客満足度®調査 ペット保険 小型犬部門」でペット保険16社の中から1位に選ばれており、小型犬を飼っている人から人気の保険だということがわかります。
お手頃な保険料で充実の補償
通常、ペット保険は年齢を重ねるごとに保険料も上がっていきますが、PS保険は3歳おきに保険料が上がっていきます。
保険料の上昇がとても緩やかで、12歳以降は料金が上がらないのも嬉しいポイントです。
そのため、愛犬が年をとっても安心して加入し続けられるでしょう。
また、補償も手厚く、通院は年間最大20万円、入院は年間最大60万円、手術は年間最大20万円補償されます。
他社では補償対象外とされるケースが多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)」も補償対象となっているので、小型犬を飼っている人にはおすすめのペット保険です。
PS保険の特徴やメリット
PS保険の特徴・メリット下記の通りです。
・安い保険料で手厚い補償
・小型犬に多い「椎間板ヘルニア」「膝蓋骨脱臼(パテラ)」が補償対象
・歯科治療も補償対象
・最大10万円の車イス補償あり
・ペットセレモニー特約(火葬費用担保)あり
・24時間獣医師に健康相談できるサービスあり
PS保険の気になる点など
安い保険料で手厚い補償が魅力のPS保険ですが、いくつか気になる点もあります。
・同じケガ・病気の継続的な治療は回数制限がある
PS保険の公式HPでは、保険金支払いが一番多いのは通院としています。
しかし、PS保険は通院補償の限度日数を20日としており、完治しない場合はその傷病に関して支払限度日数がリセットされない条件となっているため要注意です。
また、PS保険では年度ごとに支払限度日数(回数)が設定されており、同じケガ・病気の継続的な治療は、発症した年度の支払限度日数から補償されます。
しかし、完治しない場合は補償回数がリセットされないため、完治が難しいケガ・病気にかかり支払限度日数をこえてしまった場合は、飼い主がこえた分の治療費のすべてを負担することになります。
概要表
PS保険の補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | ・通院20日まで ・入院30日まで ・手術2回まで |
・通院1万まで ・入院2万まで ・手術10万まで |
8歳11ヶ月まで | なし | なし | ・窓口精算 ・後日精算 |
・ペットセレモニー特約(火葬費用等担保特約) ・QOL維持費用担保特約(車イス補償) |
なし | |
70% | |||||||||
100% |
アニコム損保|どうぶつ健保
アニコム損保のどうぶつ健保は、通院・入院・手術を補償するフルカバー型の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」と、入院・手術に特化した「どうぶつ健保ぷち」、高齢でも入れる「どうぶつ健保しにあ」の3つの商品が用意されています。
「ふぁみりぃ」「どうぶつ健保しにあ」は窓口精算に対応・LINEでも請求可
大手保険会社であるアニコム損保は、全国すべての動物病院で保険を利用できます。
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」と「どうぶつ健保しにあ」は窓口での精算も可能なので、動物病院で保険証を出すだけで保険金の請求が完了!
一時的に治療費を全額支払う必要がないので、お財布にも優しいのが嬉しいポイントです。
また、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」はLINEで保険金の請求可能となっています。
どうぶつ健保の特徴やメリット
どうぶつ健保の特徴・メリットは下記の通りです。
・窓口精算できる保険商品がある
・LINEで簡単に保険金を請求できる
・8歳以上のシニアでも入れる保険商品がある
・毎年腸内フローラ検査を受けられる
・獣医師にLINEで健康相談できる
・迷子捜索を無料でサポートできる
どうぶつ健保に加入していれば、毎年愛犬に腸内フローラ検査を受けさせてあげられます。
腸内フローラ検査では、腸内細菌の割合や大腸がんのリスクなどがわかるため、愛犬の健康管理に役立ちます。
そのほかにも、迷子捜索サポートや獣医師相談など、どうぶつ健保ではさまざまな付帯サービスがあるのが特徴です。
補償以外にも手厚いサポートを受けたい人は、どうぶつ健保がおすすめと言えます。
8歳以上のシニア犬が入れる「どうぶつ健保しにあ」もあるので、シニアでも入れるペット保険を探している人にもおすすめですよ。
どうぶつ健保の気になる点やデメリットなど
どうぶつ健保の気になる点は、下記の3点です。
・健康割増引制度がある
・保険料が高め
どうぶつ健保は、すべてのプランで30日間の待機期間が設けられています。
この30日間で、ペットの健康状態や既往歴を調査するのです。
保険期間開始日から1ヶ月は、病気やケガをしても補償対象外となってしまうため注意しましょう。
また、保険金請求の回数によって次年度以降の保険料が割増引される「健康割増引制度」もあります。
「健康割増引制度」は、保険を20回以上使った場合に保険料が割増されます。
ただし、アニコム損保2020年度実績によると割増されたのは継続契約の約3.5%なのでそこまで心配する必要はないのかもしれません。
どうぶつ健保は補償が手厚い分、保険料も他社より高めなのも気になる点です。
どうぶつ健保の保険料は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
概要表
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | ・通院20日まで ・入院20日まで ・手術2回まで |
・通院1万まで ・入院1万まで ・手術10万まで |
7歳11ヶ月まで | 病気は30日間 | なし | ・窓口精算 ・後日精算 |
ペット賠償責任特約 | ・多頭割引 ・健康継続割引 |
|
70% | ・通院1.4万まで ・入院1.4万まで ・手術14万まで |
アイペット損保|うちの子&うちの子ライト
アイペット損保は、保有契約件数80万件超えの大手ペット保険会社です。
フルカバー型の「うちの子」と、特化型の「うちの子ライト」の2種類のプランが販売されています。
ちなみに筆者はゴールデンレトリバーを飼っており、ペット保険は長年アイペット損保の「うちの子ライト」に加入しております。
愛犬が子宮蓄膿症で子宮を摘出した際は、すぐに保険金が振り込まれて安心しました。
窓口精算対応可能な充実プラン
アイペット損保の「うちの子」は、通院・入院・手術を補償するフルカバー型で、窓口精算も可能です。
お会計の時に保険証を見せれば、補償が適用された金額を支払うだけなので、後から自分で保険金請求をする手間がかかりません。
「うちの子」の特徴やメリット
アイペット損保「うちの子」の特徴・メリットは下記の通りです。
・窓口精算できる保険商品がある
・12歳11ヶ月まで新規加入できる
・12歳からの保険料が定額
・多頭割引がある
・更新時に契約不可や保険料の割増がない
・待機期間がない
他のペット保険は新規加入年齢が8~10歳前後で設定されているところが多い中、「うちの子」は12歳11ヶ月まで新規加入でき、さらに犬の場合は12歳以降の保険料が据え置きなのがメリットの一つです。
最近は飼育環境の向上により、ペットの平均寿命も伸びてきていますから、高齢になっても安い価格でペット保険を続けられるのは嬉しいですよね。
また、多頭飼いをしていて、2~3匹の契約をしている場合は保険料が2%オフ、4契約以上で3%オフになるのでお得に加入できます。
ペット保険は毎年更新が基本です。
中には前年度の病気やケガを理由に更新を断られたり、保険料アップなどの条件付きで更新させられたりするケースもありますが、うちの子」の場合はそんな心配もいりません。
さらに、待機期間がないため、補償開始日からすぐにペット保険を利用できます。
補償開始日は保険料の支払い方法によって違い、口座振込なら申し込み受付日の属する月の翌々月1日の午前0時から、クレジットカードなら申し込み受付日の翌月の同じ日の午前0時からとなっています。
「うちの子」の気になる点やデメリットなど
アイペット損保「うちの子」の気になる点は、下記の2点です。
・最低支払対象治療費が設定されている
「うちの子」に限りませんが、多くのペット保険では時間外診療費や往診料は補償されません。
そのため、例えば愛犬が時間外で動物病院にかかって緊急手術になり、10万円かかった場合はすべて自腹となってしまいます。
また、免責金額はありませんが、最低支払対象治療費が設けられています。
「うちの子」の場合は、補償対象となる診療費が3万円に達しないと保険金を受け取ることができません。
概要表
アイペット損保「うちの子」の補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | ・通院22日まで ・入院22日まで ・手術2回まで |
・通院・入院は1.2万まで ・手術は10万まで |
12歳11ヶ月まで | なし | なし | 窓口精算 ※病院が対応していない場合は後日精算 |
ペット賠償責任特約 | 多頭割引 | |
70% | ・通院は1.2万まで ・入院は3万まで ・手術は15万まで |
ペット&ファミリー損保|げんきナンバーわんスリム
ペット&ファミリー損保は、月々1,360円~とスリムな保険料が魅力のペット保険です。
プランはフルカバー型の「げんきナンバーわんスリム」と、現在は新規受付を終了している「げんきナンバーわん」があります。
時間外診療費も補償
多くのペット保険が補償対象外としている時間外診療費ですが、ペット&ファミリー損保では補償対象となっています。
時間外診察は診断書作成料は意外と高く、トータルで結構な治療費となりますが、補償してもらえるとなると安心して診察を受けられますよね。
げんきナンバーわんスリムの特徴やメリット
げんきナンバーわんスリムの特徴・メリットは下記の通りです。
・回数制限がない
・日額上限がない
・更新時に契約不可や保険料の割増がない
・特典や優待サービスが充実
・損害保険会社のため経営が破綻しても保険金・返戻金が補償さる
げんきナンバーわんスリムの気になる点やデメリットなど
げんきナンバーわんスリムの気になる点は、下記の32点です。
・待機期間がある
・窓口精算できない
概要表
げんきナンバーわんスリムの補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | なし(年50万まで) | ・通院1.2万まで ・入院1.2万まで ・手術10万まで |
満7歳まで | ・ケガ15日間 ・病気30日間 ・ガン90日間 |
3,000円 | 後日精算 | なし | なし | |
70% | なし(年70万まで) | ・通院1.2万まで ・入院3万まで ・手術15万まで |
楽天損保|スーパーペット保険
楽天損保のスーパーペット保険は、補償内容が充実したペット保険です。
フルカバー型と特化型の2種類があります。
年間3回の手厚い手術補償、楽天ポイントも貯まる
スーパーペット保険は手術補償が年間3回までと手厚く、他のペット保険では補償対象外であるケースが多い「膝蓋骨脱臼」や「歯周病」などの犬がかかりやすい病気も補償してくれます。
また、保険料を支払うと楽天ポイントが貯まるので、楽天経済圏で生活している人におすすめです。
スーパーペット保険の特徴やメリット
スーパーペット保険の特徴・メリットは下記の通りです。
・楽天ポイントが貯まる
・補償される病気やケガが多い
・免責金額が設定されていない
・利用できる回数が多い
・年間限度額が高めに設定されている
・損害保険会社のため経営が破綻しても保険金・返戻金が補償がある
スーパーペット保険は、他社と比べてペット保険を利用できる回数と支払限度額が多めに設定されています。
また、損害保険会社である楽天損保は「契約者保護機構」に加入しているため、経営が破綻した場合でも定められた金額の保険金、返戻金が補償されます。
スーパーペット保険の気になる点やデメリットなど
スーパーペット保険の気になる点は、下記の4点です。
・シニアになった時の保険料が高め
・待機期間がある
・窓口精算できない
スーパーペット保険は前年度の保険使用により、更新を断られたり条件付きでの更新になってしまう場合があるようです。
また、若い時の保険料は安めに設定されていますが、シニア以降の料金は高く設定されています。
ペット保険の使用頻度が増えるシニア期に保険を乗り換えるのはリスクがありあまりおすすめできないので、スーパーペット保険への加入を検討している人はシニア期の保険料を確認しておくのがおすすめです。
概要表
スーパーペット保険の補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | ・通院22日まで ・入院25日まで ・手術3回まで |
・通院1.2万まで ・入院1.2万まで ・手術12万まで |
10歳11ヶ月まで | 病気は30日間 | なし | ・後日精算 | ペット賠償責任特約 | なし | |
70% | ・通院1.5万まで ・入院1.5万まで ・手術15万まで |
FPC|フリーペットほけん&入院・手術ペット保険スーパー
FPCは、継続率95.57%を誇る顧客満足度の高いペット保険です。
商品はフルカバー型の「フリーペットほけん」と、入院・手術に特化した「入院・手術ペット保険スーパー」があります。
中でも「フリーペットほけん」は、手頃な掛け金で手厚い補償が受けられるとあって人気です。
お手頃な保険料、アプリでの保険金請求が可能
FPCは保険料が月1,590円~と安く、シンプルな料金設定が特徴です。
他社は年齢に比例して保険料も上がりますが、例えばFPCの「フリーペットほけん(50%補償プラン)」なら、4歳以下の保険料が1,590円と安く、しかも犬種による分類もありません。
一般的に保険料は小型犬<中型犬<大型犬というように、犬の体が大きくなるに連れて料金も上がりますが、大きさによる区分がないので中型犬・大型犬を飼っている人はお得です。
保険金請求はアプリで必要書類を送信するだけなので、手間もかかりません。
FPCのペット保険の特徴やメリット
FPCの特徴・メリットは下記の通りです。
・料金設計がシンプル
・免責金額なし
・待機期間なし
・1入院あたりの日数制限なし
・通院補償が年30日と多め
支払限度額 | 限度日数(回数) | |
---|---|---|
通院保険金 | 12,500円/日 | 30日/年 |
入院保険金 | 125,000円/1入院 | 3入院/年 |
手術保険金 | 100,000円/1回 | 1回/年 |
通院補償が年30回なのも、他社と比較して多いので通院しやすいのが嬉しいですよね。
FPCのペット保険の気になる点やデメリットなど
手頃な掛け金で手厚い補償が特徴のFPCですが、いくつか気になる点もあります。
・更新時に免責がつく可能性がある
・特約がない
FPCは通院や入院に関する補償は手厚いですが、「フリーペットほけん」の手術の限度回数は年に1回だけと少なめです。
例えば愛犬に腫瘍が見つかり手術で摘出したけれど、1年以内に再発してもう一度手術をするとなった場合、2回目の手術費用は全額自己負担となります。
また、場合によっては更新時に「特定傷病等不担保特約」が付く可能性もあるので要注意です。
しかし、「特定傷病等不担保特約」は付いても継続を拒否されることはないので終身で加入できるのは安心でしょう。
概要表
FPC「フリーペットほけん」の補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
50% | ・通院30日まで ・入院3回まで ・手術1回まで |
・通院1.25万まで ・入院12.5万まで ・手術10万まで |
9歳未満 | なし | なし | 後日精算 | なし | なし | |
70% | |||||||||
100% |
SBIプリズム少短|プリズムペット
SBIプリズム少短のプリズムペットは、全ての補償割合が100%となっている珍しいペット保険です。
プランは「いつでもパックプレミアム」「いつでもパックバリュー」「いつでもパックライト」があり、それぞれ支払限度回数(日数)・1日あたりの支払限度額が異なります。
すべてのプランの補償割合が100%
プリズムペットは、全ての補償割合が100%で、支払限度回数や支払限度額の範囲内であれば、治療費が全額補償されます。
補償範囲を超えた金額は自己負担ですが、これはかなり嬉しいですよね。
プリズムペットの特徴やメリット
プリズムペットの特徴・メリット下記の通りです。
・補償割合が100%
・通院の限度日数が60日と多め
・飼育費用補償特約を付帯
・多頭割引がある
・12歳以下は免責金額が設定されていない
・犬と猫以外の保険商品もある
プリズムペットは、ペット保険会社で唯一、飼育費用補償特約があります。
飼育費用補償特約とは、飼い主さんが死亡、または高度障害となった場合、ペットを保護譲渡団体へ譲り渡し、その費用も補償するというものです。
自分に何かあった時にペットを任せられる人がいない場合、飼育費用補償特約があると少しは安心できますよね。
多頭割引も、2~3頭の加入で各プラン5%、4頭以上の加入で各プラン8%の割引が適用されるのでお得です。
12歳以下の免責金額もないので、気軽に病院に行きやすいのもメリットの一つといえます。
また、犬・猫の他に、うさぎやフェレットなどが入れる「小動物用プラン」や、ブンチョウやカメなどが入れる「鳥類・爬虫類プラン」があり、保険商品が豊富なのが特徴です。
プリズムペットの気になる点やデメリットなど
プリズムペットの気になる点は、下記の3点です。
・補償対象外の病気が多い
・ガンの待機期間が45日間ある
概要表
プリズムペットの補償割合や回数制限などをまとめました。
補償割合 | 回数制限/年 | 上限金額/1日 | 新規加入年齢 | 待機期間 | 免責金額 | 精算方法 | 特約 | 割引 | |
100% | ・通院30日まで ・入院30日まで ・手術2回まで |
・通院0.8万まで ・入院1.2万まで ・手術6万まで |
満8歳未満 | ガンは45日間 | 12歳の更新時のみあり | 後日精算 | 多頭割引 | ・多頭割引 ・健康継続割引 |
ペット保険の選び方のポイント
ペット保険は、補償内容も割合も各社さまざまです。
自分と愛犬に最適なペット保険に加入するために、ペット保険の選び方のポイントを紹介します。
補償内容
ペット保険は、保険ごとに補償内容が異なります。
保険商品ごとに、年に何回まで、1日にいくらまで補償してくれるのかもバラバラです。
保険商品によっては、通院・入院・手術まですべてを補償してくれる「フルカバー型」もあれば、入院・手術だけを補償してくれる特化型もあります。
フルカバー型は保険料が高いですが、一番利用する通院が補償されているため、さまざまなシーンで役立つでしょう。
なるべく月々の保険料を抑えつつ、いざという時のためにしっかり備えておきたいなら特化型がぴったりです。
ペット保険を選ぶ時は、各社の公式ホームページや重要事項説明書などをよく読み、補償内容をしっかりと確認しましょう。
補償対象外項目
ペット保険に加入すれば、どんな病気やケガも補償してくれるわけではありません。
各ペット保険で補償してくれる病院・ケガが異なるので、事前にしっかりと確認する必要があります。
多くのペット保険では、犬がなりやすいとされる歯周病が補償対象外とされていますが、中には歯周病も補償対象としている保険会社もあります。
また、犬種によってなりやすい病気も異なりますので、愛犬がかかりやすいとされている病気がしっかり補償されるペット保険を選ぶのがいいでしょう。
年齢制限
ペット保険には新規加入年齢が設けられています。
新規加入年齢は8~10歳と設定しているところが多く、10歳以上の犬が新規加入できるペット保険が少ないのが現状です。
中には10歳以上のシニアが入れるペット保険や、シニア専用のペット保険もありますが、選択肢が狭くなるので、愛犬が若い内にペット保険に加入しておくのがいいでしょう。
また、シニアでペット保険に新規加入する場合、病歴から加入事態を断られるケースもあります。
保険料
ペット保険の保険料は、ペットの年齢に比例してどんどん上がっていくのが一般的です。
保険料は、犬の大きさや犬種などの分類によって異なり、大型犬ほど保険料が高くなる傾向にあります。
シニアになればなるほど保険料が高くなりますが、中には料金釣り上げ速度が緩やかな保険や、◯歳以上は保険料据え置きとしている保険もあるので、加入時の保険料だけでなくシニア時の保険料も調べておきましょう。
ペット保険の用語解説
ペット保険は難しい専門用語がたくさんで、何がなんだかわからないという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、ペット保険の用語用語をわかりやすく解説していきます。
補償割合
補償割合は、補償対象となる治療費のうち、どれくらい補償されるかの割合のことです。
多くのペット保険では、50%や70%の補償割合を採用していますが、中にはPS保険やSBIプリズムのように100%補償のプランもございます。
支払限度額
支払限度額は、保険金の上限金のことです。
1回あたりや1年あたりで上限が設定されていることが多く、支払限度額が大きければ大きいほど年間で被保険者が受け取れる保険金が多くなります。
待機期間
待機期間は、保険始期日から補償が開始される日までの期間のことです。
待機期間を設けているペット保険の場合は、申込後すぐに愛犬が病気やケガをしても、待機期間内だった場合は補償対象外となります。
待機期間中に、ペット保険会社は契約者からもらった情報が正しいかを確認します。
この待機期間には保険会社によって変わりますので、その点も確認しておくと安心でしょう。
窓口精算
窓口精算は、治療費から保険料を引いた金額を動物病院の窓口で支払う精算方法です。
後から飼い主が保険金請求をする手間がないので、飼い主の間で人気の支払い方法です。
ただ、窓口精算できるペット保険は少なく、2024年1月現在ではアイペット損保とアニコム損保のみが窓口精算に対応しています。
後日精算
後日精算は、飼い主が後から必要書類を揃えてペット保険会社に送る精算方法です。
書類の用意をする必要がある上、動物病院で一旦治療費の全額を負担しないといけません。
免責金額
免責金額は、ペット保険会社が保険金を支払わなくてもいい金額のことです。
例えば免責金額が3,000円に設定されている場合、3,000円未満の治療費は全額飼い主負担となります。
保険料が安い分、免責金額の設定がある、または免責金額の特約を付けて保険料をお安くすることも可能です。
ペット保険についてのQ&A
ここでは、ペット保険についてのよくある質問についてお答えしていきます。
ペット保険とは何ですか?
ペット保険とは、ペットが病気がケガになった時の治療費をカバーする保険のことです。
犬や猫はもちろん、うさぎや鳥などの小動物の治療費を補償するペット保険もあり、年々加入者は増えています。
人間は治療費を補償してくれる制度がありますが、ペットにかかる治療費は飼い主の全額負担です。
ペットの治療費は高額になりがちで、1回の通院で1万円以上かかることも……。
ペット保険に加入していれば、ペットが病気やケガをした時も、治療費を気にせず安心して最適な治療を受けさせてあげられます。
犬の保険の選び方は?
犬のペット保険は、補償範囲や保険料、清算方法などで選ぶのがおすすめです。
補償範囲で選ぶなら、大きな出費に備えたい人は金額が大きくなりやすい入院・手術に備えた特化型に入るのがおすすめですし、日常の通院治療を含めた幅広いリスクに備えたい人は、フルカバー型の保険に入るのがいいでしょう。
また、愛犬がかかりやすいとされている病気やケガが補償対象となっているかも確認しておくのが大切です。
保険料で選ぶなら、若い時の保険料だけでなくシニア時の保険料もしっかりと確認し、値上がり速度が緩やかなペット保険を選ぶのがいいでしょう。
自分と愛犬にあったペット保険を見つけるために、さまざまなペット保険会社を比較できるツールもあるでのぜひ下記からお試し下さい。
ペット保険を選ぶ時に注意するポイントは何ですか?
ペット保険を選ぶ時は、下記のポイントに注意しましょう。
・補償割合
・補償内容
・免責金額
・待機期間
・保険料
・保険金の受取り方法
意外と多いのが、「シニアになって病気がちになってきたのでペット保険に入ろうとしたけど年齢を理由に断られた」というケースです。
ペット保険には新規加入年齢があり、シニアになればなるほど入れる商品が限られてきます。
また、精算方法も重要です。
大手ペット保険だと、窓口精算ができる商品があり便利です。
また、後日精算しか採用していないペット保険でも、郵送ではなくLINEでの保険金請求ができて手軽な商品もあるので、事前にチェックしておきましょう。
申込みに必要なものは何ですか?
ペット保険への申込みは、郵送かインターネットで行えます。
ペット保険への申込みする時は、申込書とペットの健康に関する告知書が必要です。
ペット保険会社によっては、ペットの写真や健康診断書、血統書やワクチン証明書の提出が求められることがあります。
ペットの正確な年齢がわからないのですが加入できますか?
ペットの年齢がわからない場合でも、ペット保険への加入は可能です。
ただ、ペット保険に申し込む際にペットの年齢を伝える必要があるため、動物病院で推定年齢を調べてもらう必要があります。
ペットの年齢がわからない場合の対応は各ペット保険会社によっても異なりますので、公式ホームページで確認しましょう。
ペット保険に入るメリットはなんですか?
ペット保険に入るメリットは色々ありますが、一番は飼い主さんがお金のことを気にせず愛犬に最善の治療を与えてあげられることでしょう。
悲しいことですが、世の中にはペットの治療費が高額なため治療を受けさせてあげられなかった、ペットを施設に引き取ってもらったというケースもあります。
しかし、ペット保険に加入していれば、月々数千円で万が一に備えられます。
治療費の心配をしなくてもいいので、動物病院にも行きやすく、結果的に病気の早期発見・治療にも繋がります。
よくある質問
4歳と6歳のプードルを飼っています。多頭割引があり値段の安いおすすめのペット保険はどこですか?
5歳になる犬とうさぎを飼っています。どちらもペット保険に入れたいのですが、どこがいいでしょうか?犬意外の動物が入れるおすすめのペット保険は?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【犬におすすめのペット保険】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・各ペット保険の特徴やメリット/デメリット
・ペット保険の選び方のポイント
・ペット保険の用語
・ペット保険についてのよくある質問